出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00NE9OB90/?tag=cinema-notes-22
1997年公開の『CUBE』は、密室を舞台にした恐怖がじわじわと観る者を追いつめていく映画です。
恐怖を紐解いていくと、そこは謎だらけの世界が広がっています。
キューブの首謀者、入れられる人の選び方、そしてなぜ記憶処理をされているのか……。
知るほどに怖くなる『CUBE』をじっくり考察していきましょう。
ラストシーンでカザンだけが助かったのには理由があるようです。
キューブの首謀者は軍関係
『CUBE』はまるでサイコを連想させるような、突然の恐怖シーンからはじまります。
理由も目的も語られず、淡々と恐怖に染められていくのです。
そもそもキューブを生み出したのは何者なのでしょうか。
『CUBE』では首謀者は不明
映画を観るとあっという間に脱出不可能な恐怖と、難解な数字に飲まれていきます。
しかしふと立ち止まると、目の前に疑問が沢山転がっているのではないでしょうか。
そもそもこの巨大なキューブを生み出した首謀者は誰なのでしょう。
残念ながら、その答えを劇中で得ることは出来ません。
陰謀も展望もなく作られた
黒幕も独裁者もおらず行われている計画
引用:キューブ/配給会社:シネプレックス・オデオン・フィルムズ
劇中ではワースが、曖昧な回答を導き出しています。
しかしこの答えが正しいとは断言出来ません。
公共事業として作られた
分業しすぎて誰も全容を把握していない
引用:キューブ/配給会社:シネプレックス・オデオン・フィルムズ
このセリフが示すように、全容を把握している人物は登場していないのです。
「CUBE ZERO」で明かされる首謀者
実は首謀者の答えは、続編である「CUBE ZERO」で明かされているのです。
CUBE ZEROのセリフを拾ってみると軍人といったキーワードが浮かびます。
考察すると政府の軍組織が黒幕として浮かびあがり、彼らが何らかの目的でキューブ内を監視していると読み取れます。
忘れられていた公共事業だけど使わないと無駄になる
引用:キューブ/配給会社:シネプレックス・オデオン・フィルムズ
ワースは上記のように語っていましたが、忘れられていたものとは考えにくい存在です。
ワース自身、あまりよく把握していなかったというのが真実ではないでしょうか。
入れられる人の本当の選び方
キューブ内ではお互いの共通点を探していましたが、結局結論は出ていません。
彼らはなぜ選ばれたのでしょうか。
なぜ選ばれたのか不明
シリーズ一作目となる本作『CUBE』で、彼らが選ばれた理由は明かされていません。