出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07TJHTQ8H/?tag=cinema-notes-22

【アナと雪の女王/家族の思い出】は「アナと雪の女王」シリーズのいわゆるスピンオフ作品です。

形としては短編映画ですが、短編映画としては22分という異例の長さで作品のクオリティも十分見応えのあるものに仕上がっています。

今回の主役はアナでもエルサでもなくオラフです。オラフの冒険物語が縦糸になっているのです。

そして、この作品を単なるオラフのドタバタ活劇に終わらせていないのが、横糸として紡がれるアナたちの家族愛といえます。

クリスマスのアナとエルサ

アナと雪の女王/家族の思い出(講談社KK文庫) クリスマスにアナが幽閉されているエルサに贈り続けたオラフの画や人形などのグッズは二人にとってどのような意味があったのでしょうか。

それはなぜオラフでなければいけなかったのかについても見ていきましょう。

二人にとってオラフは特別な存在だったのです。この作品でオラフが象徴するものが朧気ながら見えてくるではありませんか。

オラフのグッズを送ったアナ

アナと雪の女王待兵(角川文庫) アナはとても寂しかったのです。小さい女の子がひとりぼっちで過ごさなくてはいけない心情は察して余りあります。

彼女にとって唯一の繋がりたい相手はエルサしかいませんでした。

アナはエルサを慰め、エルサに自分を忘れさせない何かを探し求めたに違いありません。

彼女は幼い頃二人で作った雪だるまであるオラフにエルサとの絆を託すことにしたのでしょう。

「私を忘れないで。」「私はエルサのことをずっと忘れず待っているよ。」と叫ぶアナの心の声が聞こえてきそうではありませんか。

二人の絆を確認するための存在はオラフでなくてはいけなかったのです。

贈られたエルサ

ひとりぼっちで部屋に閉じ込められているエルサの心情は如何ばかりだったでしょうか。

箱の中にあった古い人形だけがエルサの話し相手だったのです。

そのようなエルサにとって毎年クリスマスにアナから贈られるオラフのグッズは大きな心の支えになっていたのではないでしょうか。

エルサは繋がることができる何かに心から飢えていたはずです。

かつてアナがエルサに贈ったオラフグッズの数々を見てアナとエルサは二人の絆を思い出しました。

オラフはどのような存在だったのか

アナと雪の女王待兵(角川文庫) ここでアナとエルサにとってオラフがどのような存在なのかが朧気ながら見えてきます。

オラフは二人の家族としての思い出を繋ぐ唯一の架け橋という存在なのではないでしょうか。

両親を失った二人にとってオラフは最早家族の一員といっても過言ではありません。

行方不明になったオラフを必死で探すアナとエルサは家族の絆・思い出を探していたとも解釈できます。

三つのサプライズ

christmas

この物語はクリスマスを前にしたオラフの無邪気なサプライズ行動で始まります。

そうです。この物語ではサプライズが一つの大きなテーマになっているのです。

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