注目キーワード
  1. 映画
  2. シネマ
  3. 洋画
  4. 邦画

【グランド・イリュージョン(ネタバレ)】ラストに繋がる伏線を整理して解説!黒幕の存在はさまざまな部分に垣間見えていた…!

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07ND6F7SH/cinema-notes-22

伝説のマジシャン「アイ」に選ばれし4人、その名も「フォー・ホースメン」。

彼らが集められた理由や、彼らを裏で操る黒幕はまさかの人物でした。

マジックとミステリーの融合、映画「グランドイリュージョン」。

黒幕へと辿り着くべし伏線は以外にも多かったのです!

それでは、オープニングからポイントを整理していきましょう。

正体不明のパーカー男と4人のマジシャン

ブラック トランプ 防水 フレックスカード マジック 黒い 手品 54枚入り ダイヤモンドシリーズ

最初のシーンでは、この映画の主人公となる4人のマジシャンがそれぞれパフォーマンスを繰り広げていますが、そこには必ず「紺色のパーカー男」が写り込んでいたのを覚えていますか?

その男の正体は映画の終盤まで触れられる事のない存在でしたが、その男こそが「アイ」つまり「ローズ」でした。

自分の復習劇を成し遂げるのに、十分な実力がある相応しい人材を探していたのです。

この冒頭で分かる事は、パーカー男がこの映画の要であり、アイにあたる人物という事です。

そして何より重要なのは、これだけすごい力を持つ4人の目を欺いて、カードをポケットや水槽の中に仕込むテクニックを持っているという事。 

この地点で、パーカー男は4人以上のマジック力を持っている事が分かります。

フォー・ホースメン第1幕~パリ銀行への復讐~

Buffalo Games ジグソーパズル 1000ピース 写真 ラスベガスナイト

それから一年後、4人は「フォー・ホースメン」としてラスベガスでショーを開催します。

1年かけてアイの復讐劇(ショー)4人が代わりに創り上げていたのです。

第1幕では、無作為に選ばれた男がパリの銀行へ瞬間移動をして、銀行のお金をラスベガスの会場にばら撒くという壮大なマジックを成し遂げました。

このショーの意図は2つあります。

フォー・ホースメンの名を世に広める

これが今回の一番重要な理由・目的です。

何故ならば、ローズが復讐を遂げたい人物「サディアス」をこの事件に関与させる必要があったからです。

サディアスが牢屋に入る事になったのは、終盤に出てくる金庫から消えたお金がサディアスの車に積んであった=5人目のアイ(黒幕)とされたからです。

つまり、フォー・ホースメンに密接に関与させないと、5人目のアイとして逮捕する事は難しいでしょう。

(車に大金があるだけでは逮捕する事は出来ない為)

仮に窃盗で逮捕をしたら瞬間移動マジックを信じる事になってしまう。

その為、サディアスにタネを暴くよう力を貸してもらう事を口実に、近づいたというわけです。

クレディ・レピュブリカン・デュ・パリの面子を潰す

2つ目ですが、今回襲った銀行は「クレディ・レピュブリカン・デュ・パリ」というパリの大手銀行でした。

ご存知の通りターゲットとなった理由は、亡くなったローズの父シュライクが受け取るはずだった保険金の引受銀行がそこだったからです。

銀行は我々のお金を管理する場ですから、大金が無くなったとなれば当然銀行として信頼は無くなります。

実際には銀行からお金は盗んでいないので、銀行には何の落ち度もありませんが

これがローズなりの銀行への復讐だったのです。

 飛行機内でのローズの言動


【Amazon.co.jp 限定】飛行機情景写真 Boeing 747-200F ポストカード3枚セット P3-034

ニューオーリンズに向かう機内でローズとアルマのやり取りがありましたが、ここにもローズが黒幕であるヒントは垣間見えていました。

嫌いなのはマジシャンではない

俺が嫌いなのはマジシャンじゃない

人を食い物にする連中だよ

人の弱みや信じている大切な物を平気で利用し踏みにじる

 引用:グランド・イリュージョン/配給会社:サミットエンターテインメント

最初この映画を見た時は誰もが、ローズ率いる警察を弄ぶフォー・ホースメン達の事を言っていると思いますが、結末を知ってからもう一度この言葉を見ると、サディアスへの強い妬みが読み取れます。

マジックは騙しです。騙されてこそ楽しめるものです。

それを自分がアイに選ばれなかった事を理由に、人のマジックの種明かしをして多くのマジシャンを陥れていたのがサディアスでした。

 名前こそ出していないものの、この発言には強い復讐心が溢れている事が見て取れます。

3が隣の男性の膝に

もう1つのヒントが会話の直前にしていた「トランプ遊び」です。

アルマが、ローズの引いたカードを当てるというゲームをはじめ、ローズは引いたカードを元に戻します。

アルマがシャッフルをして「このカード?」と裏面のままカードをローズへ差し出すと、「いいや、彼の膝の上に座っているよ」とアルマの右隣の男の膝に、ローズが選んだカードがのっかっていました。

このシーンはほんの一瞬でさり気なかったですが、彼の相当なマジックの腕前が分かるシーンなのです。

この時、序章に出てきた「アイの招待状を仕込んだパーカー男」と結びつける事が出来ましたか??

フォー・ホースメン第2幕~保険会社の復讐~

第2幕の舞台はニューオーリンズ。

この舞台では普通のマジックショーに見せかけてアーサーの口座から市民の口座へお金を移動させるという、現実ではあり得ないイリュージョンを見事成功させました!

ターゲットは保険金会社のアーサー

giftscity e241新しいOrleans冷蔵庫マグネットUSA旅行フォト冷蔵庫マグネット

ニューオーリンズ大災害で保険金を受け取れなかった観客たちを助けたヒーロー!

という好印象をフォー・ホースメンに与えつつ、シュライクに渡るはずだった保険金を拒否した復讐相手であるアーサーを陥れるこのショーはまさにウィンウィンという事です。

ローズも、さぞかし気持ちが良かったでしょう。

とはいえ、これは復讐の序章に過ぎませんが…!

機内での読心術遊びは「秘密の質問」の答えを知る為

[zepirion] クレジットカードケース スキミング防止 磁気防止 スライド式 スリム マネークリップ付き アルミニウム

黒幕と少しズレますがここは非常に痺れるポイントなので、触れておきましょう。

観客の口座にお金が振り込まれて盛り上がっている中、アーサーはお前の仕業か?とメリットに問いかけます。

すると4人は、

「パスワードを知らない」

「本人しか知らない情報も必要なのよ」

「母親の旧姓や最初のペットの名前とか」

「分かりっこないよ、教えないだろ?」

引用:グランド・イリュージョン/配給会社:サミット・エンターテインメント 

と涼しげに答えて、会場をカッコよく去りました。

そう、機内でのダニエルの全然当たらない読心術はすべて秘密の質問の答えを聞き出す為だったのです。

全然当たらないダニエルに得意げにペットの名前や母親の名前をぺらぺらと喋る姿を思い出すと、アーサーはさぞかし羞恥心でいっぱいだったはずです。

「フリーズ」は警察の足を止める為

フォー・ホースメンが舞台から去ろうとする時、自らあの言葉「フリーズ」を発して催眠術にかかった12人が襲って来て取り逃がしますが、これもすべて計算内。

自分が真っ先にステージに出て襲われることで、警察の足はそれより先には出ない事を分かっていたからです。

 エルコーンの金庫騒動

エルコーン金庫騒動の場面では、復讐への覚悟の堅さと黒幕のヒントが隠れていました。

キッカケはジャックが持つ極秘資料

Sweetimes クラフト封筒 マチ付き 保存用 ひも付 20枚セットNo.82

チェイサー劇によって事故死(本当は車がすり替えられているので無事)したジャックの車が燃え尽きているのにも関わらず、ローズは必死に車内へ入りジャックが持つ書類を手に入れました。

これには2つの意味があると考えられます。

  1. ジャックではなく他の死体という事がばれないようにする為
  2. 警察をエルコーンの金庫へと誘導する為

すり替えられた車には死体安置所から盗まれた死体をのせていた為、勿論他の人に気付かれては大変です。

自分が真っ先に行き、爆発寸前まで助けるふりをしました。

また、書類が無い事には警察やFBIをエルコーンの金庫へと誘導する事が出来なくなるので、絶対に必要でした。

トラック転倒まで起こして命がけで復讐劇を信仰するローズは、その為に全てを犠牲に出来る覚悟だったという事がよく分かります。

指揮官の催眠術を引き起こした


背景 ミニマリスト風 催眠術 渦巻き 曲線 ツイスト幾何学模様 進化 テーマ 3D背景 室内装飾 写真スタジオ小道具
ローズの「No~」という言葉によってボスが催眠術を起こし、突然ヴァイオリンの演奏を始めるシーンがありました。

何故ローズが、聴こえもしない音楽をベートーベンの楽曲と答える事が出来るのか、それはメリットがアイから指示を受けてボスに催眠術をかけている事を知っているからです。

そう、ローズこそがアイという事をここでもほのめかしていたのです!

…もしかしたらローズ自身が読心術をかけたのかもしれませんが。

フォー・ホースメン最終幕~サディアスへの復讐~

1000ピース ジグソーパズル ニューヨークの夜景-アメリカ (50x75cm)

マジックとは?

計算されただましです

楽しませ 感動させるもの

信じること 信頼 信用

それなしに芸術としてのマジックは存在しません

でももしそれが 悪用されたら?

不正や詐欺に使われたら?

私利私欲の道具に使われたら?

それは犯罪です

そこで今夜私たちの最終幕で

一緒に間違いを正してください

 引用:グランド・イリュージョン/配給会社:サミット・エンターテインメント

ニューヨークにて、フォー・ホースメンが最終幕で語ったこれらの言葉は、当然このショーの計画者アイつまりローズの言葉と取れます。

そして、これは復讐劇を終わりにするという事です。

ついにサディアスへの復讐が為される時が来たのです!

 復讐劇の順序には意味があった

10x8フィート 刑務所限界 自由 刑務所 セルインテリア 写真 背景 カスタマイズ写真 スタジオ小道具

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、この復讐劇は罪の軽い順番に行われている事が分かります。

  • パリ大手銀行が保険の引受をする事になった理由⇒アーサーの保険会社が支払いを拒否したから。
  • 保険会社が関与する事になった理由⇒マジックで使った金庫が不良品でシュライクが死亡したから。
  • そもそも金庫を使った脱出トリックをやる羽目になった理由⇒マジシャンとしての名誉を取り返す為。
  • その名誉を奪われた理由⇒アイに選ばれない妬みで種明しをしたサディアスの存在。

実際のショーも、「パリ銀行→保険会社のアーサー→金庫会社」という流れで行われています。

ローズとしては一番恨みがあるのは当然サディアスですから、クライマックスで復讐を果たすでしょう。

それが「金庫会社のエルコーンの脱税金をサディアスの車に乗せ、逮捕に追い詰める」ことだったのです。

まさに、復讐が復讐を創りあげたシーンでした。 

 黒幕ローズを憎めないワケ

今回様々な相手にダイナミックな復讐を成し遂げたローズ。

映画の黒幕は一番悪に染まっている事が多いですが、今回の黒幕は何だか憎めない、むしろ応援してしまう人も多かったと思います。

その理由についてみていきましょう!

犠牲者を出していない

ローズは頭が良いので、自分の手は汚さず且つ市民達をもハッピーにさせ、元々路上マジシャンだったフォー・ホースメン達をハイリスクである代わりスターマジシャンにさせました。

まさにウィンウィンというところでしょうか!

確実に復讐するターゲットのみを陥れて、他の者には危害を加えていない点が見ていて嫌な気分がしない理由だと思います。

そういう意味でも、この映画は見ていて楽しいと高評価なのでしょう。

アルマによって動かされる感情

犯人を逮捕する為に常に頭を働かせて動いてきたアルマ。

ローズにとっては、恐らく一番の厄介者だったと思います。

現に途中で、アルマの事を黒幕なのでは?と疑うシーンも。それ位彼女は優秀な仕事をしていました。

ですがローズは序盤の方からアルマに特別な感情を抱いていました。

例えば機内でトランプカードの数字を当てるゲームで、本当はダイヤの3なのにアルマは「ダイヤのキング」と予想しましたがローズは、「そうだよ」と答えました。

この時のローズの心理は、彼女が喜ぶ姿を見たかったのです。

当然アルマはとっても嬉しそうな表情をしていましたし、ローズもその表情を見て柔らかな笑顔を浮かべていました。

もう1つのポイントは、最終幕でフォー・ホースメンが飛びおりようとするシーンでは、拳銃を向けて本当に発砲しました。

ローズは、アルマの何としてでも捕まえたいという信念に心を動かされたのです。

冷酷ではなく、そういう情熱を持ったローズだからこそ見ている我々も憎めない気持ちになるのでしょう。

エンディングで2人は再会し、アルマはローズがシュライクの息子だという事、今回の黒幕という事に気づくものの、2人だけの永遠の秘密にする選択をしました。

南京錠をかけて、川に鍵を投げ捨てたのはそういう意味です。

 おわりに

 

 グランド・イリュージョン 見破られたトリック [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

こうして伏線をまとめると、何故最初に観た時に黒幕の正体がわからなかったのだろう!!と自分に問いたくなるほど、序盤から沢山の伏線が張られていました。

サディアスが自分自身で黒幕に辿り着いた瞬間ローズが鍵のかかった牢屋の外(それも反対側)に移動していたシーン。

あれは、マジックの種を暴いて父を死に追いやったサディアスをマジックで追い詰めた復讐的な意味が込められています。

誰よりもマジックを愛し、最期までマジックに人生を捧げた方だったからなのです。

グランドイリュージョンは続編「グランド・イリュージョン~失われたトリック~」もあるので、是非そちらもご覧になってみてください!