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SF小説家アイザック・アシモフのロボット工学三原則をモチーフに作られた映画で未来の人間とロボットの関係性を描いたSFミステリー作品です。
同じくSF映画の「インデペンデンス・デイ」にて主役を務めたウィル・スミスが出演することでも話題となりました。
2035年という未来を舞台に描かれており、掃除をするロボットや自動運転など既に実現されている技術なども存在しています。
そのため、映画の中だけの出来事ではないように感じられる場面があるかもしれません。
アイロボットを観終えた後でも、いくつかの疑問が残っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、サニーが丘の上に立っていた演出の意味とは?サニーと人間の違いなど、細かく解説していきます。
サニーと人間の違いは?
明確な存在理由と感情を持ってラニング博士により創造されたサニー。
劇中では不安や喜び、疑問という人間のような立ち振る舞いを見せます。なぜサニーは特別な存在として造られたのか。
そして人間との違いはどこにあるのかを考えていきましょう。
サニーが特別である理由
ラニング博士により、サニーは通常のNS-5と3箇所も異なる特性を持って造られました。
それは「2つ目の陽電子頭脳」「通常より高密度の合金」「USRに未接続」です。
そして何よりも大切な創造された理由。
ヴィキの異常を素早く察知したラニング博士の自殺を幇助し、スプーナーへのヒントを与えヴィキを破壊するためにサニーは造られたのでした。
感情のあるロボット
様々なロボット映画では、人間とロボットの違いとして「感情の有無」が表現されています。
サニーは2つ目の陽電子頭脳を持ち合わせていることにより、人間と同様に感情を持ち合わせたロボットです。
人間の仕草に対しての疑問や痛みに対しての不安など、時折スプーナーとカルヴィンを驚かせていたのでした。
しかし、感情を持ち合わせていてもサニーは自分の行うべき事を自分で考えられず指示を仰いでしまっています。
感情を持ち合わせたとしても、本質的には変わらずロボットのままだったといえるのではないでしょうか。
スプーナーが義手を隠す理由とは
高速道路を運転中、ロボットの大群に襲われますが義手を使い難を逃れることができました。
また、スプーナーの自宅へカルヴィンが訪れた際も義手を修復するスプレーを隠す描写があります。
仕事に役立つはずの義手を隠し続けるのはなぜか、スプーナーの過去から紐解いていきましょう。