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スケールの大きい「いかにもハリウッド」なアクション映画の1つ、バトルシップについて疑問点を考察します。
アメリカの海軍を中心に、宇宙から謎の物体に乗って現れた宇宙人たちとの戦いを描いた大作映画として人気の本作品。
その壮大なCGの迫力に圧倒されて忘れがちですが、素朴な疑問も持つ方が少なくありません。
今回は、「あれ?そもそも宇宙人はなんの目的で地球にやってきたの?」という疑問を持った方のために、その目的を考察します。
なぜ、宇宙人たちは地球にやってきたのか。地球人はどうして相手の意図を確認する前に攻撃を仕掛けたのか。
そして無暗に人を殺さない、意外と優しい一面も見えた宇宙人の本性とは?疑問点を考察・解説していきます。
「バトルシップ」とは?
バトルシップというと、アメリカで大定番のボードゲームがあります。
男の子のいるアメリカ人の家庭には大抵置いてあるんじゃないかというくらい、昔から大定番のゲームのようです。
日本でいうと、人生ゲームとかオセロ、黒ひげ危機一髪的な位置付けでしょうか。
この映画の中で、海に浮かぶブイの浮き沈みデータを分析し敵船の位置を確かめて攻撃していくシーンが見せ場の1つとなっていました。
浅野忠信さん演じるナガタが活躍するシーンなので、記憶にも残っているのではないでしょうか。
この碁盤の目のような画面から相手の位置を割り出すところが、バトルシップゲームに非常によく似ています。
宇宙人の張ったバリアに囲まれた状況で、相手はレーダーにも映らない中、頭を使いながら攻撃を仕掛けていくコンセプトです。
これはまさにゲームのバトルシップそのものです。この映画の大きな軸になっているといっていいでしょう。
宇宙人の目的とは?
では、そもそも宇宙人はなぜ地球にやってきたのかという疑問を考えてみましょう。
もちろん、地球から交信を送ったことがきっかけであるのは間違いなさそうですね。
なぜなら、地球側が生命体の存在しそうな星を見つけ、交信を試みたことから全ては始まっているからです。
宇宙人側はそれをどう捉え何をしに地球にやってきたのでしょうか。仮説を立てて検証します。
仮説1:地球侵略のため
はじめから地球を支配しようという目的で来たという仮説です。
かなりの武器を用意して来たことからも、可能性はあるでしょう。ただ、ここでも疑問点が残ります。
はじめから支配を目的とするつもりなら、なぜ5機という少ない部隊でやって来たのでしょうか。
未知の星に乗り込むならもっと大きな戦隊を組んで来るのが普通でしょう。
また、地球に不時着する前に、先制攻撃を仕掛けることもできたはずです。
そして、この仮説の一番の疑問点は宇宙人が無闇に人を殺さないところでしょう。