クーがプレシオザウルスだと分かり、トニーはとても輝く目でクーを見て遊んでいましたね。
なぜクーの母親は死んでしまったのか
プレシオザウルスは子供を産むために群れから離れる習性があるそうです。
この習性から、ちょうど嵐の日に母親が自分の身を顧みず群れを離れ卵を産み落としたのだと考えられます。
ただ、クーの母親の死体には噛みちぎられた後もあるように見えました。
群れを離れたことにより、大きな生物に襲われ、母親自身は敗れてしまったのかもしれません。
本当ならクーのそばにいるはずの母親がいなかったのも納得ですね。
なぜ大佐は執拗にクーを襲う!?
世紀の発見を手柄にしたい大人たち
クーはなぜこんなにも大佐から執拗に狙われてしまうのでしょうか。
洋助や洋助のお父さん、キャシーたちのような迎え入れて守る人もいれば、絶滅したと思われる生物の発見を悪用しようとする人もいます。
まさに大佐はその最たるものだったのではないでしょうか。
絶滅した生物がもし一体だけ生きてたら、それを研究のネタにして自分の手柄にしたい、そう思う人物もいます。
大佐と結託したタバル博士は自分の学識のためにクーを捕まえたかったのでしょう。
人間の地位や名声、そして権力を持つ者の欲深さも表現された物語であるといえます。
クーの母親と思われる恐竜を見つけたおじぃはなぜ殺された?
本当は生きててはいけない生物が生きていて、最近死んだと世間にバレたらタバル博士1人の手柄にできなくなります。
それどころか、発見したことを隠し挙句の果てに死なせてしまったと批判されるかもしれません。
それはタバル博士からしたらまずいことですね。
だからこそ、おじぃは口封じのために殺されてしまったのだと考察できます。
クーを狙う真の目的は
謎の諜報機関の存在
謎の諜報機関がクーの育った海域で核実験を実施しようとするシーンが出てきますが、ここの結びつきは何度か見ないと理解できないかもしれません。
博士が自分の名誉のためにクーを欲していたのは確かですが、追う姿がなんともしつこいように思えます。
なぜ、核兵器をもちだしてまでクーの育った環境を崩壊させようとしていたのかは最後まで明かされません。
しかしこれまでのことから考察するに、人間が何かしらの悪事を働いた結果、絶滅していたはずの恐竜が生息していたと考えるのではないでしょうか。
人工的に作られた生物かもしれませんし、何か隠さなければいけない秘密があったのかもしれません。
最後の最後まで大佐がクーを始末したかったわけ
最終的に銃口を向けた大佐の意図はほぼヤケクソなのではないかと思います。
絶滅したと思われるクーの一族がたくさん出てくるシーンでは、クーを狙ってももはや意味がありません。
自分の身を守ることすら危うくなり、何が何でも抹殺しようとしたものと思われます。