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【アナイアレイション -全滅領域-(ネタバレ)】腕の入墨の意味を考察!ラストシーンとの関係は?エイリアンの真の目的に迫る

SF アナイアレイション

エイリアンの真の目的はなんだったのでしょうか?

尋問官もそれが気になってしかたがないようでしたが、それは無理もないことだと思われます。

それは私たち人間は基本的に、意味がない目的もない、といった不条理なものに耐えられないものだからです。

人間は生殖ですら、他の動植物とは違い「愛」という目的を見い出します。

尋問官は攻撃という意味を作りたかったようですが、しかしレナは、それは違うということは確信しているはずです。

目的を超えた「真の」目的へ

地球外生命体

エイリアンの目的それは、ただ生命として増殖し生き延びることだからです。

それは何かを生み出すための自然の衝動。

生命体であれば当然のことで、この世で死ぬべき運命にある生物は、このメカニズムがすでに遺伝子レベルで組み込まれているということなのです。

これはもう本能といえますね。

あのエイリアンにも同じメカニズムが働いているのだろう、そうレナは感じたはず。

これは彼女が、がん細胞を研究する生物学者だからこそ悟れることなのです。

生きたい。子孫を残したい。

それがエイリアンの単なる目的を超えた、真の目的です。

エイリアンが生まれ出ようとする時、小さなブラックホールのようなものが出来上がります。

それはまさに、吹き出しながらもそれを自ら吸い込むという、ウロボロス的な円環です。

有限の時間を持つ生物には、次なるものを生み出すことで無限なものになろうとします。

そしてそれはシマーのエイリアンでも人間でも変わりない、とレナは考えているのではないでしょうか。

まとめ

アナイアレイション -全滅領域-

この世界は目的を超えた壮大な死と再生の繰り返しの中にあります。

それはレナの専門である、例えばがん細胞のような生命のしくみでもあるでしょう。

また、ヴェントレスの専門の心理学のように、バラバラに壊れた心を再生させる心理学にも当てはまります。

『アナイアレイション -全滅領域-』は、全てのものは共鳴し共存し影響しあいながら永遠に生を紡ぐのだという、この世界の真実を描いているのです。

つまり、「シマーは他人事ではない世界」であるという隠れたメッセージが込められているのです。