そのためアーサー王に関する「エクスカリバー」の一件もこの聖ガルガーノの奇跡をモデルとして描いた物語ではないかといわれています。
ロンドンでは「The London Stone(ロンドンストーン)」という剣が刺さっていたと伝えられている岩だけを見ることができます。
また日本版エクスカリバーともいえる、岩に刺さった剣が岩手県の尾崎神社に祀られているそうです。
「ナイト」の称号
映画の最後ではケビンがエリザベス女王から「ナイト」の称号を授与します。日本では馴染みのない「ナイト」という称号ですがどういったものなのでしょうか。
中世の騎士階級を由来とする称号「ナイト」
「ナイト」は国や社会に対する功労者にイギリスから与えられる称号です。
「ナイト」の称号が授与されると「Sir(サー)」という敬称で呼ばれます。「ミニオンズ」でも称号を与えられたケビンが「サー・ ケビン」とエリザベス女王に呼ばれていました。
「ナイト」は栄誉を表す勲位であって身分が上がるということはなく、また個人に与えられるものなので家族全員が「サー」と呼ばれることもありません。
ケビンの性別は男なので「Sir」ですが、女性に「ナイト」の称号が与えられた場合は「Dame(デイム)」と呼ばれることになります。
さらに「ナイト」の称号を授与した男性を夫に持つ女性は「madam(マダム)」や「miss(ミス)」ではなく、「Lady(レイディ)」とという敬称で呼ばれることになるそうです
「エクスカリバー」のような伝説や「ナイトの称号」に関連することは長い歴史が絡むことが多く複雑です。
しかし「ミニオンズ」を鑑賞する際にこのような知識を少しでも持っていると楽しさが倍増するのではないでしょうか。
「ミニオンズ」にまつわるトリビア
怪盗グルーシリーズである「怪盗グルーの月泥棒」「怪盗グルーのミニオン危機一髪」を含めミニオンにはさまざまなトリビアが存在します。
ミニオンの声
「ミニオンズ」の日本語吹き替え版では3体のミニオンを3人の声優がそれぞれ担当しています。
しかしオリジナル版では「ミニオンズ」を手がけたピエール・コフィン監督が全てのミニオンの声を一人で担当しました。
オリジナル版のミニオンの声に関しては「ミニオンズ」だけでなく、怪盗グルーシリーズに出てくる全てのミニオンの声をピエール・コフィン監督が務めたそうです。
「怪盗グルーのミニオン危機一髪」においては、作品に登場する899体ものミニオンの声を一人で担当したことをピエール監督自身が話しています。
ミニオンの声以外にも、知っておくと作品をさらに楽しむことができるトリビアをご紹介していきます。
「ミニオンズ」:その他のトリビア
「ミニオンズ」にはその他にもさまざまなトリビアがあります。
ミニオンが話す言語は何語?
作品の中でミニオンは国を問わず人間の言葉を理解しているようですが話す言語はミニオン語です。