主人公の女の子が過去から学んで成長していくという設定が共通しているといえるでしょう。
ただし、過去に意図的に戻れるタイムリープと同じ日を繰り返すタイムループという設定の違いがあります。
オール・ユー・ニード・イズ・キル
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は桜坂洋のライトノベルが原作のSF映画です。
この作品には以下のような共通点を見いだすことができます。
- 主人公が殺されることで経験や気づきを得ていく
- ループの原因となっている敵を倒すため立ち向かっていく
したがって映画のストーリー構成という点で大きな影響を受けていると考えられるでしょう。
ループを脱出する鍵とは
ツリーは殺人のループを抜け出し、カーターの部屋で誕生日の翌日を迎えることができました。
ではループを脱出する鍵はなんだったのでしょうか?
答えは、同じ1日を繰り返す中で得た学びや経験、気づきであると考えられます。
ツリーは自暴自棄にならずに経験したことから生き残る方法や犯人を冷静に絞り込んでいきます。
さらに、ツリーは諦めずに殺人鬼に立ち向かっていくひたむきさも持ち合わせていました。
こうした姿勢も殺人ループからツリーが脱出する鍵となったのではないでしょうか。
殺人ループが起きた理由
『ハッピー・デス・デイ』は主人公のツリーが殺人のループを抜け出そうと奔走することが物語の軸になっています。
しかし、殺人ループが発生する理由について映画の中では明かされていません。
ここでは映画の中の内容から殺人ループの理由について迫っていきます。
母の愛
主人公ツリーの誕生日はツリーの最愛の母の誕生日でもあります。
ツリーは大好きだった母が亡くなったことで自暴自棄な生活を送り、父とも気まずい関係が続いていました。
また、スマホで見ていた母と過ごした誕生日の動画から母とツリーの間の愛情が深いことがわかります。
そんな最愛のツリーを救いつつ大切なことに気づかせるため、母がタイムリープを起こしていたと考えられないでしょうか。
本当の理由は続編で明らかに
タイムループが起こる本当の理由は続編にあたる『ハッピー・デス・デイ 2U』にて明かされます。
その鍵を握るのがカーターのルームメイトのライアンです。
本作では完全な脇役に徹していたライアンがどう関係してくるのか、そしてタイムループの真の理由はなんなのか?
そういったことを予想しながら続編『ハッピー・デス・デイ 2U』も観てみてはいかがでしょうか。