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藤原竜也が主人公七原秋也を演じ、生徒同士での殺し合いが社会の注目となった『バトル・ロワイアル』。
本作である意味七原以上に重要な人物の川田と、七原・中川は最後まで生き延びます。
主人公なので早期に殺されることはないと思いますが、3人が生き残る理由は明白ではありません。
またビートたけし演じるキタノは、全体を通して中川にしているとしか思えず、最後の絵に隠された真相が気になります。
そして前回BR優勝者川田は、彼女である慶子を撃ち殺して優勝するのに、慶子の最後の笑顔の理由を川田は理解できていませんでした。
3人の生き残り、キタノが書いた絵(ついでに作品で出た絵は本当にビートたけしが描いたよう)、慶子の笑顔の理由・真相に迫ります。
前回BR優勝の川田
本作のストーリーにおいて、川田の存在はなくてはならない存在で、ある意味七原より重要なポジションを占めています。
七原や中川が最後まで生き残れたのも、確実に川田のおかげ。つまり、川田という人物を紐解けば3人が生き残る理由が見えてきます。
前回優勝の経験
例えば戦争に初めて参加する人と、2度目の参加の人を比べると、生き抜き方に雲泥の差があることは容易に想像できます。
本作において、川田はまさに経験者であり優勝者。BRにおける生徒同士の殺し合いで何が起こるのか、熟知していました。
その中経験がある川田と行動を共にする七原と中川は、まさにラッキーとしか言いようがありません。
しかも川田の信頼を勝ち取り、一緒に戦うことができればなお生き残る可能性は大きくなるでしょう。
その川田を七原と中川は味方にすることができたのです。
川田は「自分を襲う可能性のある人」しか殺さない
川田は前回の優勝者でありながら、基本的に平和主義者。というのも、桐山など「自分を襲う可能性のある人」しか殺さないからです。
前回のBRでは親友も殺したと語りますが、それは慶子を守るためでした。
また眼鏡をかけ、拳銃を持った生徒に襲われている七原と中川に初めて会った時、拳銃を持った生徒は撃ち殺します。
ただその撃ち殺し方は、自分を襲ってきたからやむなく、といった印象です。その上で二人に武器を聞きました。
そこで鍋蓋(七原)と双眼鏡(中川)が武器であることが分かると、二人を置いてスピーカーの声の方へ駆けていきます。
つまり「二人の武器では俺は殺せない」と思って、殺すことはしなかったのです。
このことから川田も二人と同じように、基本的には平和主義者であると言えます。
経験豊富で殺意を向けない限り交戦しない川田のそばが、このゲームで一番安全な場所なのかもしれません。
戦闘が一番激しい混乱期
転校生の二人を含めた城岩学園3年B組の生徒数は42人。その生徒たちが一斉に殺し合いのゲームを始めます。
生き残ることが最終目的であるならば、最も生き残る可能性があるのは「逃げ続けること」ではないでしょうか。
では、最後に生き残った3人が取っていた行動は…?
混乱期を崖近くまで逃げて過ごす
42人が同時に殺し合いをするのであれば、一番死者が出やすいのがゲーム序盤と言えるでしょう。
実際に学校を出た直後から、他の生徒を襲う赤松義生(武器:ボウガン)生徒も出ていました。七原と中川はその間に遠い崖まで逃げます。
城岩学園3年B組で、最も殺人鬼と化していたのは男子が桐山、女子が相場です。