アナにとっての大きな課題は「愛する姉から離れること」が最大の変化でした。

アナは何も出来ず、姉が一人凍り付くのを指をくわえて見ているしか出来ませんでした。

その葛藤こそが彼女を大きく成長させ、真の王妃になる決意をダム崩壊と共に固めました。

そしてクリストフ、彼の変化は幾分受動的でアナの決断を後押しする形で変化したのです。

彼の変化は自分自身の内面ではなくアナとの関わりの中で起きた変化でした。

彼もまたアナを後ろから見守り支える形で変化したことで立場を固めたのです。

それぞれがそれぞれに「世界」の中で「自立した個人」の完成を目指したのではないでしょうか。

「時代」の変化

VUCA 変化の時代を生き抜く7つの条件 (日本経済新聞出版)

そして何より、一番大きいのは今作を通して描かれたのが「時代」の変化ではないでしょうか。

丁度平成から令和へ年号が変わり、現実世界も同じように社会の構造が劇的に変化しています。

アレンデール王国、そして魔法の森、どちらで暮らすにしても模範となる人達は居ません。

エルサもアナもクリストフもオラフも自分達の力で新しく国を作らないといけないのです。

これは正に既存の価値観が崩壊し新しいビジネスを作らないといけない現代社会そのものでしょう。

そうした「時代」の変化が何より大きな目論見だったのではないでしょうか。

個人の決断が世界を変える

なぜ、その「決断」はできたのか。

本シリーズが二作通して見えてくること、それは「個人の決断が世界を変える」ということです。

エルサが精霊の道を選んだことも、アナとクリストフが結婚したのも全てが個人の決断に基づきます。

そしてその決断の根拠は全て自分の心の中にあるもので、外の世界には存在しません。

これまでのディズニー映画と比べて何よりも大きく現代的な進化を遂げた部分はここです。

それは同時にこれからは我々一人一人の決断で立ち上がらなければならない時代が来たということでしょう。

運命を「変える」のではなく「受け入れる」

自分のうけいれ方 競争社会のメンタルヘルス (PHP文庫)

いかがでしたでしょうか?

前作よりテーマも表現も複雑化した今作ですが、最後に一つ大きな真実が浮かび上がります。

それは運命を「変える」のではなく「受け入れる」ことの重要性です。

実はアナもエルサも、そしてクリストフも実は「変化」はしましたが運命は変えていません。

寧ろ本来あるべき自分の姿を受け入れ、生まれ変わった新しい自分へ出会う物語です。

そして彼らが勝ち取った結末が永久のものだということも曖昧なままとなっています。

しかし、それが他者のお膳立てによるものか自らの意思によるものかで大きく変わってくるのです。

運命は変えられないかもしれないが、自分の意志で生きればそれは未来へと繋がっていくでしょう。

非常に大人向けの難解なテーマですが、同時に大人子供を超えた万人へのメッセージではないでしょうか。

ここから目を逸らさず、エルサ達のように自らの運命を受け入れ自分の意志で勝ち取っていきたいものです。

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