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【チェイサー(ネタバレ)】パク執事の家に住んだ理由を考察!ラストに窓の外を眺める意味とキリスト教が作品に与える影響に迫る

キリストを祀る教会で磔刑に見立てて人を殺すことは、キリストを冒涜していると解釈する以外ないはずです。

教会に似たパク執事の家での殺人行為は、ヨンミンにとって理想に近いシチュエーションだったのだと思われます。

丘の上の教会

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パク執事の家は街中というよりも小高い丘の上に位置していました。

細く曲がりくねった道から見上げるパク執事の家は十字架が目印です。

このロケーションはまるで丘へと続く道をくねくね登った先に立つ、十字架に張りつけられたキリストを彷彿とさせます。

キリストの磔刑に固執するヨンミンが、このロケーションを見逃すはずがありません。

条件を近づけるためにも、丘の上の十字架を思わせるパク執事の家に目を付けたと考えていいでしょう。

犯行の動機とは

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警察が把握していた被害者数は9人でしたが、実際は12人でした。

なぜヨンミンは大量殺人を犯さずにはいられなかったのでしょうか。

性的不能

取り調べの際に「性的不能だろう」と詰め寄られたヨンミンは態度を豹変させました。

その様子は指摘されたことが事実であることを証明しています。

性を売り物にしている女性ばかりを襲うのは、逆恨み以外の何物でもありません。

しかしヨンミンは女性を呼び出す度に「今回こそは機能するのではないか」という希望を託していたのではないでしょうか。

そしてやはり機能しない現状に、惨めさと怒りを感じていたのだと思われます。

神様への憎悪

神様が試練を与えるという考え方がありますが、ヨンミンも性的不能が神様からの試練だと捉えていたのかもしれません。

しかしその試練は彼にとってあまりにも厳しく、神様への憎悪に繋がったのではないでしょうか。

ヨンミンにとっての神様はキリストだったと思われますので、キリストを冒涜することでしか自分を保てなかったとも考えられます。

ジュンホの憤り

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女性を売り物にして金を稼いでいたジュンホは、風邪で休んでいたミジンに出勤するよう電話をかけました。

ろくでもない男ジュンホが、命懸けで犯人を追い続けたのはなぜだったのでしょうか。

そして犯人を追い詰めたジュンホが、凶器を振り下ろそうとした理由とは何だったのか考察します。

元刑事としての正義

ジュンホが警察を辞めたのは自分の意思ではありませんでした。

退職の原因になった同僚に嫌味を言っていたシーンがあったことから、本当は辞めたくなかったのだと思われます。

裏社会で商売するようになったジュンホは、もともと持っていた正義感を押さえ込んでいたのでしょう。