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奇才リュック・ベッソンが全世界に衝撃を与え大ヒットを飛ばした『TAXiシリーズ』の第5作目となる本作。
1作目が公開された1998年から20年という時を経てフランスで2018年、日本では2019年に公開されました。
『TAXi』と言えば、超絶ドライビングテクニックと無敵改造タクシーを操るダニエルと間抜けで気弱な警察官エミリアンのコンビ。
マルセイユやパリを舞台に繰り広げられるカーチェイスや、アホさ爆発の署長はじめ警官たちの間抜けっぷりが見どころです。
ド派手なカースタントとお下劣なギャグのオンパレードは本作でも全開でした。
人気シリーズの最新作である本作の製作経緯やレア情報を旧作にも触れつつ解説しています。
マロはなぜエディとコンビを組んだのでしょう。
そして取り返したダイヤモンドの行方はどこなのでしょうか。
マロがエディと組んだ理由
おそらくマロ一人でも何らかの方法で事件を解決するシナリオは成立したでしょう。
しかしイタリアの強盗団に対抗し凌駕するスーパーマシンはあの『タクシー』しかありえません。
それを手に入れるには甥であるエディが必要でした。
そしてマルセイユに不慣れなマロには最低ランクとはいえタクシー運転手としてのエディの知識が必要です。
かくして『新しいデコボココンビ』が誕生します。
邪魔ばかりのエディですが道路封鎖や近道などそれなりに役に立ったこともありました。
エディのアホさ加減にイライラしつつもそのキャラクターに笑わされ癒されたことも事実です。
『最高のコンビ』とは言えませんが、そこそこの迷コンビ誕生と言っても差し支えないでしょう。
マロとエディ
本作の主人公はパリ警察の超絶運転技術を持つ凄腕刑事でしたが女性関係でマルセイユへ左遷されてしまったマロです。
相棒となるのは過去4作の主人公・ダニエルを叔父に持つタクシー配車アプリで最低評価の間抜け運転手のエディ。
このデコボココンビが事件を解決していく経緯が爆笑を誘いました。
立場が逆転
今までのシリーズは『超絶テクのタクシードライバー』と『間抜けで運転下手な警官』のコンビでした。
今回はその立場が逆転しています。
これも『新作』であることのこだわりです。
しかしコンビがデコボコであることは変わっていないので『ギャグ』の要素自体は踏襲されています。
実はこの『立場逆転』について否定的な意見もありました。
それはマロがスピード狂のタクシードライバーで、エディが間抜けな警官でもよかったのではないかというものでした。
確かにエディは運転がうまそうには見えないので配役は正解ですが職業は逆にする必要はなかったかもしれません。