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ファンタジー冒険映画の三部作である『ロード・オブ・ザ・リング』は、世界中のファンタジーファンに最も人気の高い作品ではないでしょうか?
その『ロード・オブ・ザ・リング』の原作はイギリスの作家J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』です。
物語には始まりがあり、物語の始まりには様々な経験や知識が織り込まれています。
今回は『指輪物語』の誕生のきっかけとなった、トールキンの第一次世界大戦での出来事と恋人エディスにフォーカスし考察します。
監督はフィンランドの映画監督ドメ・カルコスキ 「The Home of Dark Butterflies」と「ラップランド・オデッセイ」でフィンランド・アカデミー賞の監督賞を受賞
出演者:ニコラス・ホルト、リリー・コリンズ、コルム・ミーニイ、デレク・ジャコビ
配給:ディズニー
2019年5月10日にアメリカ合衆国で公開された伝記映画
映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには72件のレビューがあり、本作に対する批評家からの評価は平凡なものに留まっている。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/トールキン_旅のはじまり
J・R・R・トールキンについて
トールキンは幼少期に銀行員だった父親の仕事で南アフリカ共和国で暮らし、後に母と弟の3人でイングランドへ渡り父親は合流前に病死します。
少年時代に過ごしたイングランドののどかな風景と自然探索した経験が彼の作品には大きく反映されています。
ところが母親が改宗したことで親類からの資金援助がなくなり、母親の実家があるバーミンガムへ移住することとなりました。
母親は教育熱心で植物学やラテン語などをトールキンに教授していました。しかし12歳の時に母親も病死トールキンと弟は孤児となります。
- ホビットの冒険
- 指輪物語
- シルマリルの物語
作家としては主にこの3作品が代表作です。作家のほかに詩人、文献学者、オックスフォード大学教授などの肩書があります。
友情を育んだ秘密結社「T.C.B.S.」
キング・エドワード期
教育熱心だった母親は生前、教会に二人の息子の行く末を託します。トールキンの母は子供たちのあらゆる可能性を信じている女性だったのです。
キング・エドワード校の親友ロブ、ジェフリー、クリストファで結成した「T.C.B.S.」での芸術的な協議は創作に欠かせない要素となります。
とりわけジェフリーはトールキンをロブとクリストファに結び付けてくれた恩人で、彼との友情は後の彼の人生にも大きな影響を与えたのです。
オックスフォード期
言語学を学び代表作の中に出てくる「エルフ語」などの造語に結びつく基礎を築くのです。
大学卒業後に第一次世界大戦に出兵するためイギリス軍に入隊し通信士官少尉となり、ソンムの戦いで塹壕熱を患い帰還しました。
エディスが他の男性と婚約した真意
孤児となったトールキンが暮らした支援者の家には、同じく孤児で3歳年上の女性エディス・ブラットがいて彼が16歳の時に二人は恋に落ちます。