そして観客を沸かせたのは彼らのパンツ演目といえるでしょう。
最初の練習時には派手なトランクスを履いてくるなどやる気のかけらも見えない彼らでした。
実際、シンクロナイズドスイミングなどやったことない男子高校生なら、そうなるでしょう。
素人らしさ全開の姿といえるわけです。
しかしこのパンツ姿にフォーカスを当てていくと、水族館での練習時にはややまとまり感を感じます。
更に海での練習時には5人がビシッと揃っているのです。
そしてクライマックスの桜木女子高では他の部員も巻き込んで、全員が美しいまでのパンツ姿となっていました。
見た目で、彼らの心境の変化や成長過程を表現したのはさすがといえる演出です。
多彩な出演者が話題を呼んだ作品
本作は無名時代の妻夫木聡や玉木宏が観れる貴重な映画でもあります。
続編が出るほどの人気作品
『ウォーターボーイズ』は予想をはるかに超える話題作となりました。
2003年にはフジテレビにより『WATER BOYS』と題して映画の2年後を舞台としたテレビドラマが製作された。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ウォーターボーイス
元々、本作品は埼玉県立川越高校の水泳部がモデルになっています。
そして、映画公開後は各地で男子シンクロナイズドスイミングが行われているのです。
また「パート2」「スペシャル版」など続編が次々と制作されており、本作の影響力の大きさを感じることが出来るのではないでしょうか。
個性的な登場人物が魅力的
本作品に登場する人物は皆、個性が強い人物であり、それらは全て主人公の鈴木智の平凡さを引き立てています。
中でも眞鍋かをり演じる佐久間恵の楽天的な生き方や、ともしびの明るいママたち…。
金子貴俊が演じていた早乙女聖は、他とは違う自分をしっかりと受け止めていました。
それぞれの人生を生きている、そんな印象を与えるキャラクター達ではないでしょうか。
コミカルさが心を癒す青春ストーリー
青春成功ストーリーである『ウォーターボーイズ』ですが、男子のシンクロナイズドスイミングを舞台としたことで、大きな話題作となりました。
多感な男子高校生が、自分を変える為に迷いながら走って行く姿は何度観ても純粋に楽しめるのではないでしょうか。
また登場人物たちの素直さやコミカルさが、心を温めてくれる作品です。
シリーズを通して観ることでより深く『ウォーターボーイズ』を楽しむことが出来るのではないでしょうか。