パークの中に閉じ込められた甥たちを救出するのに奮闘し、また終盤では翼竜からオーウェンを守っています。

このように相互の信頼関係がインドミナス・レックスの危機の中で育まれたことで気持ちの歯車も噛み合いました。

いってみれば雨降って地固まるというもので、一度喧嘩別れしても心底から嫌っていたわけではないでしょう。

だからこそお互いに近しい距離で仕事をしたことで人間性に惚れ込み、復縁となったのではないでしょうか。

ザラの元を離れた理由

心が私を離れるとき

クレアの秘書をしていたザラ・ヤングですが、彼女は当初ザックとグレイの面倒を見ていました。

しかしながら二人はなぜか彼女の元を離れて勝手に遊びだしてしまったのです。

ここではその理由を彼女の性格や辿った末路などを含めて見ていきましょう。

監視が窮屈だった

入門 監視 ―モダンなモニタリングのためのデザインパターン

まず一つ目にザラの監視がザックとグレイにとって窮屈だったことが挙げられます。

彼らもまだ大人ではなくもっと好きに遊びたい年頃ではないでしょうか。

それを叔母の秘書という赤の他人から抑えつけられてはたまったものではないでしょう。

まずザラが犯した最初の過ちは子供を自分の支配下に置こうとしたことです。

本作では特に人間の「支配欲」に重点を置いており、彼女は特にその象徴でした。

自分のことしか考えていない

結局、自分のことしか考えない人たち

しかし一方でザラは秘書業務の傍ら電話で自身の結婚について相談したりしていました。

プライベートなら兎も角仕事中にそういうことをするのは大人のマナーを守れていない証拠です。

そのいい加減さが二人の管理不行き届きに繋がり、結果としてクレアとオーウェンにも迷惑をかけています。

このような他者のことを顧みない自己中心的な性格を甥っ子たちは感じたのではないでしょうか。

子供は大人のそうしたいい加減な態度や嘘、誤魔化しを直感で鋭く見抜きます。

そうやって自分の為なら他者をほったらかしにした結果がとんでもない末路へ繋がりました。

恐竜たちまで管理不行き届き

監督不行届 (FEEL COMICS)

そうしたザラの管理不行き届きは甥っ子たちだけではなく恐竜たちについても当てはまります。

何とザックとグレイの目の前で翼竜に浚われ、プールに突き落とされモササウルスに捕食されました。

これも原因を突き詰めればドームからプテラノドンを脱走させなければこうならずに済んだのです。

しかもその結果オーウェンにも間接的に迷惑をかけているのですから始末に負えません。

なのでザラという人物の本質は「管理不行き届き」にあったのではないかと思われます。

尚余談ですが、捕食シーンをスタントマンではなく役者本人がノリノリで演じていたのが驚きです。

恐竜が人間の味方をした理由

DVD付 新版 恐竜 (小学館の図鑑 NEO)

さて、本作のもう一つの特徴は何と恐竜が人間の味方をしたことです。

従来のジュラシック・パークシリーズとはそこが決定的に違い、人類と恐竜の距離が近くなりました。

なぜ人類の脅威が人類の味方だったのか、改めて読み解いていきましょう。

飼育と訓練

ザ・猛禽類―飼育・訓練・鷹狩り・リハビリテーション (ペット・ガイド・シリーズ)

冒頭文でも述べたように、本作では人類が飼育や訓練によって恐竜たちをある程度手なずけています。

特にヴェロキラプトルのブルーやモササウルスなどが人間に反旗を翻さなかったのもこれが大きいでしょう。