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『スカイライン-奪還-』は2017年にアメリカで制作されたSFアクションの超大作です。
『スカイライン-征服-』の続編として公開され、前作を超えるアクションやVFXの映像美は大きな話題を呼びました。
人類の勝利のカギとなったエレインの子供、ローズにはどのような力が宿っていたのでしょうか?
エイリアン同士で戦う意味やローズの力などから『スカイライン-奪還-』に描かれたメッセージに迫っていきます。
人類を救ったエレインの子供、ローズ
エイリアンの侵略により窮地に立たされた人類を救うカギとなったのは、宇宙船内で産まれたエレインの子供でした。
ここではのちにローズと名付けられた彼女がもつ力について考察していきます。
青い光により宿った力
そもそもローズにはなぜ人類を救うカギとなる力が宿ったのでしょうか?
答えはエイリアンが地球人を連れ去るために発していた青い光にあるとみて間違いないでしょう。
ローズの母親のエレインは前作『スカイライン-奪還-』にて青い光を何度も浴びながらも逃げ回っていました。
胎児だったローズは母親以上にその影響を受けていたと考えられます。
エイリアンたちの洗脳を解く力
ローズが人類を救うカギとなった大きな理由はズバリ、エイリアンの洗脳を解くことができる力を持つからです。
彼女の血清からできた赤い光によって、トレントは自我と人間のときの記憶を取り戻しました。
トレントの活躍により、エイリアンのボスを倒すこともでき、ほかのエイリアンの洗脳も解けたのです。
エイリアンの文明を操る力
マークによって宇宙船の大砲に装てんされた、赤い光の弾でしたがエイリアンによって切り離されたため発射できなくなりました。
それをローズが手をかざすことで大砲が機能し始めたのも注目すべき点です。
ローズは人間には扱うことができない文明の機械を操ることができると考えられます。
エイリアン同士で戦う意味
主人公のマークは何度もピンチになりますが洗脳から解けたエイリアンに助けられ、最後にはオリジナルのエイリアンに打ち勝ちました。
エイリアン同士で戦うというシーンにはどのような意味が込められているのでしょうか?
愛する人を守る
洗脳から覚めたジャロットとトレントがエイリアンと戦う理由はやはり、愛する人を守るためといえるでしょう。
ローズをマークに託したジャロット、そして最終決戦でマークやオードリーを守るため戦ったトレント。
2人のエイリアンは愛の深さ、守るべきものへの思いが強いからこそ洗脳から覚めたと考えられます。
それぞれが守るべきもののため戦った結果、人類はエイリアンに勝利したのです。
同じ種族同士の争い
エイリアン同士で戦うというシーンから、同じ種族で争う悲しみという感情も込められていると考えられないでしょうか?
人類もその歴史の中で何度も争いを繰り返してきました。