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ゴーストバスターズは1984年に公開されたアメリカのSFコメディ映画の金字塔。
さまざまな社会現象を生み出し、現在も世界中に熱心なファンの多い映画の1つです。
日本では当時上映が重なっていた「ゴジラ」、「グレムリン」と並び「3G対決」としてマスコミにも取り上げられ大いに盛り上がりました。
また、金曜ロードショーでも何度も放送されるなど多くの映画好きを生んだ作品となっています。
この記事を通して、ゴーストバスターズという最高の娯楽映画を違った角度からも楽しんでいただければと思います。
コメディらしい伏線
今作にはコメディらしい伏線が散りばめられています。
シリアスな映画ではあり得ないような、いたずら心と茶目っ気たっぷりの伏線もこの映画をSFコメディの金字塔に押し上げた一因になっています。
ディナの買い物袋にはマシュマロが
シガニー・ウィーバー演じるディナがゴーストバスターズに初めての依頼をするきっかけとなったシーンが伏線になっていました。
買い物袋を置いたキッチンにはマシュマロの袋もあったのです。
そのマシュマロのパッケージには「STAY-PUFT」の文字とマシュマロ・マンの姿が!
こんなに分かりやすくもお茶目な伏線があったなんて意外と手がこんでいます。
それにしてもレイモンド博士が子供の頃から好きだったマシュマロはどの家庭でもあるくらい浸透しているようです。
甘くてふわふわしたマシュマロが世界を破壊するという設定は滑稽ではないでしょうか。
私たちを破滅の道に向かわせるものは見るからに「悪」ではなく、実は優しく親しみやすい姿をしているのかもしれません。
ルイスが何度も自分の部屋に入れなくなる
ディナと同じマンションに住んでいるルイスは事あるごとにドアが開かなくなって締め出されていました。
「オートロックなの忘れちゃったのかな?」と思わせておきながら、伏線になっていたのです。
実は、彼の家のドアはオートロックではありませんでした。
パーティーを開いた際に、鍵を開けずにドアノブを回してゲストを迎え入れているシーンがあります。
そのシーンでドアを確認すると、オートロックのシステムは見当たりません。
つまり毎回自宅のドアが開かなくなって締め出されるマヌケさを演出して笑いを誘っていただけではないのです。
実は鍵の神ビンツに憑りつかれる伏線になっていました。
秘密結社「ゴーザ崇拝」を組織した建築家のビルに住んでいたディナとルイス。
彼らは完全に取り憑かれる前から少しずつ邪気に侵されていたのかもしれません。