出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07P7ZS3ZS/?tag=cinema-notes-22
2016年発売のゲーム「名探偵ピカチュウ~新コンビ誕生~」をモデルにした実写版ピカチュウは、可愛いイメージを覆した渋いピカチュウが魅力的です。
架空の都市であるライムシティが舞台になっていますが、大都市ライムシティの裏側には大きな闇が潜んでいました。
現実社会にも存在するその闇を徹底解説していきます。そして劇中で語られる二組の父と息子の姿を追っていきましょう。
憧れの街ライムシティのこだわり
劇中に登場するライムシティは、ポケモンとの共存を実現した理想郷のように存在しています。
まずは不自然でありながら不自然でない、そんなライムシティへのこだわりを見ていきましょう。
ニューヨークをベースに作られた街
ライムシティのベースはニューヨークです。高層ビルや混沌とした雰囲気を持ちつつ、日本や撮影地であるロンドンの要素も上手く取り入れています。
ありそうでない世界都市こそ「名探偵ピカチュウ」の魅力のひとつです。
プロダクションデザイナーを務めたナイジェル・フェルブスはライムシティには「意図的な矛盾」も多くちりばめていると語っています。
実際には存在しないカオスな街だからこそ、ポケモンがいても違和感が少ないのでしょう。
更に探偵ものということで、犯罪カラーを演出するために街の路地にはダークな雰囲気や雨などの設定も上手く取り入れられていますね。
ポケモンが市民として暮らしている
劇中ではゼニガメが火事を消す消防の一員となっていたり、カイリキーが交通整備を巧みにこなしていたりしています。
ポケモンが人間のパートナーでありつつ、自立した生活を送っている一面も垣間見ることが出来ます。
またポケモンのデザインにはリアル感が重視されており、少々気持ち悪いといわれる程、背景に馴染むように細部までこだわりぬかれています。
ポケモン好きなら、描かれているポケモンをじっくりと観察していくのも楽しみのひとつといえるでしょう。
現実社会との共通点も外していない
ポケモンが人間と一緒に住んでいる街が不自然な印象を与えないのは、現実の社会の様子が上手く劇中に盛り込まれているからです。
ポケモンのおもちゃやポケモンカードといった、現実にあるポケモングッズが多く登場しています。
身近なアイテムが登場することで、ライムシティという街が存在するかもしれないという夢を与えてくれるのです。
理想郷ライムシティでも犯罪は起こる
ポケモンと人間が共存する理想郷のライムシティですが、大都会ならではの犯罪や闇もリアルに描かれています。
大都市に当たり前に存在する裏社会
どこの国でもそうですが、大都会につきものなのが裏社会です。