そんな存在だったのかもしれません。
しかし彼女を女性として見た時、初めから彼女自身に惹かれていたのかもしれない、と思ったのでしょう。
はぐみへのキスは気まぐれだった
劇中の森田は感情で行動するタイプにも見えます。
はぐみへのキスはなんとなくだったとも考察出来るのではないでしょうか。
追うな森田!
今は気まぐれで、はぐの心を乱すな、頼む
引用:ハチミツとクローバー/配給会社:アスミック・エース
美術講師花本のセリフに足を止めた森田は、少なからず気まぐれで動く自分の行動性を理解していたのでしょう。
もしかしたあのキスは気まぐれだったのかも…、という思いが心をよぎったのかもしれません。
しかしたとえキスが気まぐれだったとしても、はぐみの才能を愛おしく思う気持ちは本物だったのではないでしょうか。
だからこそ花本のセリフに従い、はぐみと距離を置いていたのかもしれません。
自分の作品を焼いてまではぐみを救おうとしたのは、彼なりの愛情表現なのでしょう。
竹本には恋で敵わない
いつも自分中心の森田にとって、竹本の恋心を察することはありませんでした。
竹本がはぐみのことを森田に頼みに行ったときに初めて、竹本の心を知ったのでしょう。
また自分の気持ちを押し付ける森田にとって、相手のことを思いやる竹本は恋ではかなわない相手だったのかもしれません。
自分よりも竹本の方がはぐみを幸せに出来ると判断したのでしょう。
はぐみから見た竹本や森田との関係
蒼井優演じるはぐみは、素直で純粋な女性です。
森田と同じように才能に恵まれ、才能に弄ばれているともいえます。
森田への想いは恋とは違う
はぐみは森田の作品に惹かれました。
しかしそれは森田の才能への憧れであり、恋ではなかったように感じます。
同じ感性をもち同じ才能を持った森田は、一緒にいて心地いい存在だったことでしょう。
彼女の森田への思いは、恋によく似た憧れだったのかもしれません。
竹本への思い
はぐみの世界は絵の中にあります。
いつも側にいた竹本ですが、友人の一人という認識しかなかったといえます。
竹本はごく普通で、突起した才能がある訳でもなく彼女の興味を引く存在ではなかったのです。
森田の助言が、彼女の目をやっと竹本に向けさせたのでしょう。
竹本とはぐみと森田の関係は…
劇中に登場する三人はそれぞれが個性的で、恋の仕方も全く違います。
恋と憧れの関係
天才肌の森田とはぐみは、才能へ対しての憧れが恋心と一緒になっています。