そんな思いがあったはずです。
更に姉ニッキーは自分自身が依頼した暗殺だと、ばらしてしまいました。
ポートマンは自分が犯人だと話されてしまう、と誤解したのかもしれません。
だからわざと物音を立て、口封じのために姉ニッキーを殺したとも考えられます。
ポートマンがレイチェルにこだわる理由
なぜポートマンは依頼主が死んでからも、レイチェルを殺すことにこだわり続けたのでしょうか?
そこにはレイチェルの行動が見え隠れしています。
プライドを傷つけられたから
レイチェルをストカーのように追い続ける理由はポートマンのプライドが傷つけられたからではないでしょうか。
ポートマンはレイチェルの我がままで奔放な性格に振り回されていました。
劇中で、彼は急に考えを改めたレイチェルに拒まれてしまいます。
姉ニッキーが、殺意を感じたほどの我がままをポートマンも感じたのではないでしょうか。
プライドを傷つけられたポートマンは、密かにレイチェルのすべてを奪ってやると殺意を新たにしたのでしょう。
授賞式で犯行に及んだのも、彼女に対しての強い復讐心を感じます。
ポートマンは変にプライドの高い男性だったのかもしれません。
フランク・ファーマーに勝ちたいという思い
レイチェルはフランクへの当てつけに、ポートマンを利用しています。
ポートマンもきっとそのことに気がついたはずです。
殺害の目的はレイチェルへの憎しみではなく、フランクへの嫉妬心だったとも考察出来ます。
仕事に関しても恋愛に関しても、負けたくなかったのではないでしょうか。
フランクが守ろうとしているレイチェルを暗殺することで、ポートマンはフランクに勝ったことになるのです。
成功するまでの条件
違った角度からレイチェルにこだわった理由を考察してみると、成功するまでが条件という依頼の内容が見えてきます。
ポートマンはフランクと同業、依頼を果たすプロフェッショナルだったのかもしれません。
一度受けた依頼は、どんな条件になろうとやり遂げるという思いがあったとも考察出来ます。