そんな彼女はビジネスのノウハウを知らないからこそ思考の枠から外れた考えや行動が出来るのです。

上記してきた洞察力の鋭さ・深さも天真爛漫さから来るものだったのではないでしょうか。

だからこそエドワードは彼女と居ることで思考の枠を外し輝く存在になれると確信しました。

そして見事にラストで彼はヴィヴィアンの王子様となったということが窺えます。

ヴィヴィアンが別れようとした理由

このラストに至るきっかけとして、ヴィヴィアンはエドワードと別れようとしました。

決定打となったのはエドワードがアパートを提供して囲おうとしたことです。

一体この選択は何故彼女を怒らせ別れようと決意させたのでしょうか?

ヴィヴィアンの求めるものはロマン

ろまん燈籠

ヴィヴィアンは天真爛漫ながら優れた洞察力の持ち主ですが、彼女の求めるものはあくまでロマンです。

振る舞いはとても子供じみていて上流階級になるとは思えない程に拙いものでした。

しかし、逆にいえば変な大人の常識や誤解・偏見に染まっておらず純粋であるということでしょう。

そんなヴィヴィアンからすればエドワードのこの選択は純粋ではないということになります。

つまり邪心に満ちた卑劣な行いだという風に映ったわけであり、それは別れようとするのも当然です。

同じ穴の狢

同じ穴の狢

2つ目にアパートと高級車でヴィヴィアンを囲おうとするエドワードの裏にはあるのは支配欲・独占欲です。

一見思いやりに溢れているようで、その実ヴィヴィアンを過小評価し彼女の才能を否定しています。

これはエドワードがヴィヴィアンを酷い目に遭わせた過去の男達と同じ穴の狢であるということでしょう。

そして何よりエドワード自身がそういう選択をする意味に無自覚であることに怒ったのです。

一見我が儘そうなシーンながら、その感情論には説得力のある裏付けがなされています。

過去の自分に逆戻り

人生逆戻りツアー

3つ目にヴィヴィアンはエドワードがかつての冷たいビジネスマンに逆戻りしたように見えたからです。

ヴィヴィアンがエドワードに求めたのは冷徹な復讐まがいのビジネススタイルの改善でした。

彼女の指摘で彼は改善に成功したのに、結局ここでまた同じ過ちを犯してしまったのです。

エドワードから自信を貰って垢抜けていったヴィヴィアンだからこそそれが分かったのでしょう。

つまり囲うなんて卑劣な策ではなく心で真正面からぶつかってきて欲しかったと推測されます。

またそれがラストで自分の殻を破って真正面から来てくれたエドワードを受け入れる伏線にもなったのです。

オペラに感動した真意

オペラの怪人(字幕版)

一緒にいる内に打ち解けていくエドワードとヴィヴィアンはサンフランシスコへオペラ鑑賞へ向かいます。

そこでヴィヴィアンは思わずオペラに感動して涙を流すのですが、そこにはどんな真意があったのでしょうか?

2人の関係性やあらすじも追いながら考察していきましょう。

ヴィヴィアンの自由奔放な魅力

自由人 マグカップ 自由奔放 SAN1858

ここで表現されている真意の1つは何よりもヴィヴィアンの自由奔放な魅力ではないでしょうか。

彼女はエドワードと関わる中でどんどん垢抜けていくのに、素の人格面は何も変わりません。

とても上流階級の人と関わっているとは思えない位泣き虫で感動屋な一面を出しています。

サービス 月額料金 配信本数 特徴 詳細
hulu 1,026円(税込) 10万本以上 テレビアニメまで見放題 詳細
U-NEXT 2,189円(税込) 22万本以上 様々なジャンルが揃う 詳細
abemaプレミアム 960円(税込) 5,000本以上 オリジナルバラエティ番組が人気 詳細
NETFLIX 880円(税込) 非公開 オリジナル作品の質&量が魅力 詳細
prime video 880円(税込)/月
4,900円(税込)/年
1万本以上 コスパ抜群のVODサービス 詳細