自分が黄泉の世界から蘇ったアイザックの次の目的は、自分の魔術で鍵を取り戻し時間を地球が誕生した時まで戻ることです。

それは、アイザックの不遇な人生や戦争の悲惨さを忘れ、セリーナと二人だけで生きるのが最終目的でした。

ルイスはなぜ時計を発見できたのか?

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ルイスは魔法使いになるために勉強と練習を繰り返しますが、呪文を唱えてもなかなか魔術はつかえません。

そんなルイスにツィマーマン夫人とジョナサンが言った言葉がのちに、地球の危機を救うためのアドバイスになったのです。

「何を言うかじゃないのよ。どう言うかが大事なの。」

「魔術もおまえならではのやり方でいい。正しい本を読み、正しい呪文を学んでも最後の1%はおまえ次第」

引用:ルイスと不思議の時計/配給:配給:ユニバーサル・ピクチャーズ

時計の正体を発見したルイス

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アイザックが作っていた物を知る図面の解読のヒントは“キャプテン・ミッドナイト”のネタからでした。

図面に隠した暗号作りには、アイザック自身もキャプテン・ミッドナイトの番組を好んでいたことが考えられます。

そして、その時計を探し出すための魔術を使うのもルイスの心の中にある、キャプテン・ミッドナイトの“不屈の精神”でした。

ルイスの魔法スタイルは“キャプテン・ミッドナイト”

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魔女でも魔術師でもないルイスが選んだのは、亡くなった両親からもらった最後のプレゼントの“占いボール”を使うことです。

ルイスならではの魔術の引き出し方とは、キャプテン・ミッドナイトになるスタイルでした。

ルイスの心の中にあるのは両親への不屈の愛なので、両親との思い出を消したくないその想いを占いボールに念じて答えを導き出したのです。

境遇の似ている魔術師達

家族を亡くしたことでツィマーマン夫人が失ってしまった魔術を取り戻せたのは、愛する家族への“不屈の精神(愛)”でした。

ジョナサンは魔術を親には理解されず逃げだし、アイザックは孤児ということでそれぞれに孤独を抱えています。

アイザックはルイスと同じように孤児でした。しかし、ルイスの魔術は両親のことを思う愛で力を与えるのです。

児童小説『壁のなかの時計』

The House With a Clock in Its Walls (Lewis Barnavelt 1)

「ルイスと魔法使い協会」シリーズは全部で2008年までに11作品ありますが、ベレアーズの続編は2作品で1991年に逝去します。

ベレアーズ原作の『壁のなかの時計』は1973年11月に、ニューヨーク・タイムズが選ぶ“本年度優良図書”に選ばれました。