宝島出版の漫画を紹介する『このマンガがすごい! 2009』のオンナ編で1位を獲得し、第57回小学館漫画賞一般向け部門を受賞しました。

作者の小玉ユキ自身が長崎県佐世保の出身であることから、本作の舞台となる街の雰囲気や歴史的な風土には現実味があるといってよいでしょう。

原作との違いは、薫の父親が船乗りで仕事の都合で佐世保に引っ越してきた設定で、百合香は高校の上級生として登場します。

「モーニン」と「私のお気に入り」

千太郎の好きなジャズピアノ

映画「坂道のアポロン」サウンドトラック&ジャズ演奏曲集
「モーニン」は、ジャズ・ドラマーのアート・ブレイキーが1958年に発表したアルバム「モーニン」の同名曲です。

作曲はバンドメンバーでピアニストのボビー・ティモンズが担当しました。

牧師の息子だったティモンズはゴスペルに慣れ親しんでおり、ゴスペルのコール・アンド・レスポンスに影響を受け着想したといわれています。

つまり、ピアノとドラムのコールアンドレスポンスで成立するという曲なので、薫と千太郎のセッションのキーワードになったのです。

律子のお気に入り

「マイ・フェイヴァリット・シングス(私のお気に入り)」は、1965年に公開された映画「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入歌です。

律子はその映画を観てこの曲がお気に入りになります。薫は映画の主人公マリアが家庭教師だったことから、律子に教師に向いていると言います。

何気ない会話の中から見出された教師への路は、律子の変わらない薫への思いと共に続いていたのです。

友情は一生もの

映画チラシ 坂道のアポロン 知念侑李
初めての恋、初めての親友、初めての音楽、この映画は誰もが一度は経験する若い頃の「初めて」とそれが一生の宝になることを描いています。

「一生もの」を証明するために与えられた3人の若者の10年間は、濃密すぎた高校生活の思い出を精査させる必要な時間だったのです。

そして、彼らが一生ものの友情を手に入れたのは、力や言葉の壁を越えることのできる「音楽」の力でした。

誰もが音楽に触れられるわけではありませんが、誰にでも何かを通じて“一生もの”といえる出会いがあるはずです。

怖がっていても、何も変わらんぞ

引用:坂道のアポロン/配給:東宝

千太郎が薫と初めて会った時に言ったこの言葉は、作品を観た人に信じる勇気を与えてくれたでしょう。

 

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