度重なるディセプティコンとの戦いは、サムに何度も絶望を見せました。
サム自身も仮死状態になる程の凄惨さでしたが、そんな状態でもサムは諦めなかった。
すなわち、サムは試練に打ち勝ったのです。だからこそマトリクスを「勝ち取った」のだと考えられます。
正義と悪の狭間
「トランスフォーマー/リベンジ」ではオートボットとディセプティコンについて新たな事実が判明します。
自分で選ぶ道
トランスフォーマーがオートボットにつくかディセプティコンにつくか自分で選ぶ。
今作でジェットファイアの口からはじめて語られた事実は、トランスフォーマーの善悪が生まれた時から決まるわけではないことを示しています。
逆にいえば、一度決めた道も再度トランスフォーマーは選び直すことができる。このことがジェットファイアが自らを犠牲にした行動の鍵です。
心ある生命体
また、自分で道を選ぶということはトランスフォーマーに「心」がある何よりの証明です。
機械で身体を構成されるトランスフォーマー。そのことに間違いはありませんが、彼らの思考はプログラミングではなく人間と同じ心。
それ故に、他の生命体を友人や仲間として尊敬し認めることができる。
そのことは、サムが見た夢の中でサムを認めたプライム達の姿からも伺うことができます。
ジェットファイアが自らを犠牲にした理由
ジェットファイアは何故自らを犠牲にオプティマスを救ったのでしょうか。
戦士としての誇り
ジェットファイアは自らの存在に誇りを持っていました。それは、サム達と最初に出会う場面で意気揚々と自分を語る様子にも表れています。
しかし、長い潜伏生活でその身体はボロボロでさながら人間の老人のようです。
トランスフォーマーは人間より遥かに長命ですが、他のトランスフォーマーにはジェットファイアのような様子は見られません。
なので、ジェットファイアには寿命が近づいていたことが推測可能。
それを本人がわかっていたからこそ、戦士としての誇りを守るために自分を犠牲にしたと考えられます。
仲間の姿に影響を受けた
もう一つの理由が、サム達旅を供にした仲間からの影響です。
トランスフォーマーに比べれば遥かに弱い力しか持たない地球人が必死になって戦っている。
特にサムは、危険も顧みずトランスフォーマーであるオプティマスのために命をかけた。
この心意気にジェットファイアは影響を受けたと考えらます。
サムは命を懸けた、次は自分の番だという意志。それがジェットファイアの行動理由となりました。
メガトロンの逃亡先はどこか
またしてもオートボットに敗北したメガトロン。ラストでどこに逃亡したのでしょうか。