怪異の調査として岡谷マンションに深く関わった「私」もまた、残穢のターゲットだったと考えられます。

呪いの美人画

あやしい美人画 (Ayasii) (日本語) 単行本

土地についた呪い以外に、そのきっかけとなったアイテムが1つあります。

菩堤寺に預けられた美人画は、時にぐにゃりと顔を歪め人を不幸にするなんとも恐ろしい物。

住職からは戦火と共に焼けたと告げられましたが、実は寺に残っていました。

この美人画を見せなかった理由は、2つ考えられます。

訪れた人に見せること自体が危険だという一面と、住職が美人画に魅せられた故に寺内部に隠しているという捉え方です。

美人画の危険度的には前者と推測できますが、ラストシーンで掛け軸を眺めながら不敵な笑みを浮かべる住職を見ると後者なのかもしれません。

掛け軸についての疑惑は、「私」が追えなかった穢れの一旦なのでそれ追求できないのが残念なところです。

呪いの順序

残穢となる呪いの発端は、奥山家という因縁深い家から生じたものです。

調査に参加したメンバーは少なからず呪いの残滓に触れていたのでしょう。

主人公である「私」は残穢の調査から手を引き、夫と共に引っ越した先で普通の生活を過ごしていました。

しかし、共に調査に参加したメンバーは「私」よりも先に呪いの洗礼を受けて命を落とします。

こう見ると、主人公と久保さんだけが呪いから外れたとは考えられません。

岡谷マンション、そして奥山家について調査したメンバーは皆、残穢によって呪われていたのだと考えられます。

電話のコールから始まる呪いの発動

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事件の調査を切り上げ、それまで通りの日常を過ごしていた「私」にも遂に不気味な電話がかかってきます。

岡谷マンションの住人たちが電話による恐怖の洗礼を受けたように、「私」にもまた呪いの順番が回ってきたのでしょう。

担当編集者:田村が正体不明の怪異に足首を掴まれたのは「私」が不気味な電話を受けたタイミング。

黒い何かに田村が襲われたことを始まりに、ここから調査メンバーの呪いが始まるのです。

赤ちゃんの泣き声の正体

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残穢の呪いは根深く、積み重なってさまざまな怪異を引き起こしていました。

その中でも気になるのが後に高野トシエ(音の怪異の原因となった着物自殺女性)も悩まされた赤ちゃんの泣き声です。

高野トシエが自殺したのは1958年。つまり赤ちゃんの怪異はそれ以前から存在したことになります。

中村美佐緒による乳児殺人

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高野家が建つ前、そこにあった長屋には中村美佐緒という女性が住んでいました。

調査を通して彼女は自分が生んだ赤ちゃんを殺し床下に埋めていたという事実が判明。

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