その中心人物たちはWCKDの一員だった可能性があります。トーマスやメアリーのようにWCKDの方針に疑問を感じたのです。
WCKDから距離を置いた彼らは最初は小さな集団だったと思われますが、次第にネットワークを広げていったのではないでしょうか。
その成立過程から考えて彼らの目的はWCKDの撹乱とするのが妥当です。
そのために、WCKDの活動を邪魔する武力闘争を行っており、WCKDにとって痛手となる若者をかくまうことも大事なミッションといえます。
ライト・アームは今でこそ幽霊などと呼ばれていますが、かつてはWCKDの存在を脅かすほどの組織力を持っていた可能性が否定できません。
WCKDの攻撃よって分断化・弱体化され現在のようにゲリラ活動をせざるを得なくなったのではないでしょうか。
幽霊と呼ばれるわけ
ホルヘはライト・アームのことを幽霊と呼んでいました。これはどのような意味なのでしょうか。
おそらくライト・アームはWCKDから身を隠すため、神出鬼没のゲリラ活動をしているのだと思われます。
ハッキリした姿は見えないがWCKDを邪魔する活動が行われているのは事実なので、まるで幽霊のように見られたのでしょう。
見つけたと思って駆けつけてもどこかに移動済みで、既にそこにはいないという状況が続いていたのです。
WCKDは何としてもライト・アームの尻尾をつかみたいと考え、テレサはそのためのスパイとして使われたのではないでしょうか。
ホルヘとブレンダ
ホルヘとブレンダはどのような関係なのでしょうか。どちらかがウイルスに感染したら相手を撃ち殺す約束を交わしているようです。
親子でも恋人でもなさそうですので、クランクだらけの砂漠の中で生き抜いてきた戦友のような関係かも知れません。
そもそもホルヘたちはそこで何をしていたのでしょうか。
押し寄せるクランクたちから身を守る小集団を作っていたというのが妥当と思われます。
ホルヘはトーマスを尋問してライト・アームのことを聞き出そうとしていますので、彼らも長年ライト・アームを探していたのです。
どれだけ探しても捕まえることができないので、幽霊などと言ったのでしょう。
ホルヘはライト・アームとの合流可能性がわかったので、施設を出て山に向かうことにしました。
なぜメアリーは撃たれたのか
メアリーはあっさりとジャンソンに撃たれてしまいます。
メアリーとWCKDの間に何があったのでしょうか。
メアリーはWCKDから見れば反逆者です。WCKDの多くの秘密もろともライト・アームに走ったのですから。
メアリーはWCKDにとって見せしめのためにも許されざる者でした。
もちろんジャンソンの行動はエヴァの意向を受けているものと思われます。
メアリーとエヴァはひょっとすると、かつてWCKDの中で主導権争いをしていた可能性もあります。
【メイズ・ランナー2: 砂漠の迷宮】で見えてきた全体の構図
メイズ・ランナーシリーズ第二作ではシリーズ全体の構図が明らかになりました。
ミンホはWCKDに拉致されてしまいましたので、トーマスは皆の反対を押し切って救出に向かうと主張し、皆も結局これに従います。
テレサの正体も明るみになり、いよいよ物語はWCKD対ライト・アームの全面対決の様相を呈してきました。