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『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』は、米澤穂信の同名小説を実写化したミステリー映画です。
藤原竜也や綾瀬はるかなど人気俳優を集めた作品は、役者たちの個性により原作とは違った魅力を作り上げていました。
今回は、そんな作品の中から最後に結城がお金を投げ捨てた真意を考察。
安東が死んだふりをしていた目的を含め、閉鎖空間で行われた殺人ゲームの面白さに迫っていきます。
暗鬼館から脱出した結城がお金を捨てた真意とは
暗鬼館の真実、そして須和名の正体を知った結城(藤原竜也)は全てにバカにされたような気持ちになったのでしょう。
人の命を踏み台にして手に入れたお金は、結城にとって何の価値も感じられなかったのではないでしょうか。
だからこそ結城は、暗鬼館で手に入れたお金を投げ捨てて帰路についたのです。
馬鹿にするなという気持ち、人の死と交換で手に入れたお金はいらないという意思表示が彼の行動の真意だったのでしょう。
正義感の強い男
結城理久彦は、意思が弱そうに見えて実は正義感の強い人間でした。
ゲームへの参加メンバーの意思を尊重し控えめな行動をとりつつも、デスゲームからは回避しようと行動。
殺人を回避する道を模索しつつ最終日まで生き残ったのです。
推理によって賞金を倍にしている一面もありましたが、彼の行動は賞金目的ではありません。
真実をその場にいるメンバーに語ったことが、結果としてゲームの一環として捉えられてしまったのです。
藤原竜也だからこそのキャラクター
ストーリーが進む程、正義の在り方や死に対する批判を入れてくるあたりには、藤原竜也という役者を際立たせたかった裏が見えます。
映画「インシテミル」で登場する結城というキャラクターは、原作とは少々違った性格をしていました。
藤原竜也である結城の行動は常に正義感を感じさせるものであり、メンバー皆を公平に見ているように感じられます。
バトルロワイヤルやカイジなどの出演作を観たことのある人であれば、彼のために用意されたキャラクターなのだと感じることでしょう。
機構の職員
私は、機構の職員なの
アクセス数を増やすのが私の役目引用:インシテミル 7日間のデス・ゲーム/配給会社:ワーナーブラザーズ
須和名祥子(綾瀬はるか)は、デスゲームの主催者側の人間でした。
最初から結城に近づいたのも、ゲームのスパイスとして彼をメンバーに入れるため。
自分の命を守る盾として使いながらゲームの駒として扱っていたのです。
須和名が仕組んだ殺人
実際に手を下してはいなかったものの、須和名は複数の殺人をほう助していました。