敵としての憎さや自分を撃ったことへの復讐心、そこに息子としての愛おしさが入り混じってしまったのです。
親という立場ならばたとえ息子に撃たれても、彼を憎むことはないでしょう。
時間という壁が親子の絆を遮断していても、そこにはしっかりと親子の絆が蘇ったのです。
親子の繋がり
劇中イザベルはマイクを撃とうとしていますが、息子であるアルマンドは父親を庇います。
マイクが二人に繋がりを感じたのと同じように、アルマンドも父親と自分の繋がりを感じたのでしょう。
もしかしたらアルマンドは、父親の存在に恋い焦がれていたのかもしれません。
親子の愛は障害を乗り越える、そんな言葉が頭をよぎるシーンです。
最後のファイルは何を意味しているのか
ラストシーンでマイクが渡したファイルにはどんな意味が込められているのでしょう。
捜査協力
ここを出るチャンスがあるが興味はあるか?
引用:バッドボーイズ フォー・ライフ/配給会社:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
ファイルを渡すというのは、一種の司法取引ではないでしょうか。
捜査に協力すれば刑を軽くする、または免除するというものです。
しかし映画の中では、マイクと一緒に捜査することがイコール刑務所を出られるという流れになっていきそうです。
アルマンドは裏社会で生きてきた人間なので、警察にとってはかなり有力な情報源になるはずです。
またマイクは、アルマンドの中に正義の部分を見出していたのではないでしょうか。
彼ならば更生出来る、と感じていたのかもしれません。
息子を育てていく決心
アルマンドは母親であるイザベルもなくしてしまいました。
成人しているとはいえ、マイクは自分の息子である彼をサポートしていく決心をしたのでしょう。
父親として、彼を守っていこうとしているのです。
これまでのシリーズ内でもマーティン・ローレンス演じるマーカスの娘を溺愛するシーンがありました。
もしかしたらマイクは家族を大切にするタイプなのかもしれません。
続編への期待が高まるシーン
息子にファイルを渡すシーンは、続編への期待を否が応でも高めます。
最後の任務と謳っていた本作ですが、続編ではマイクとマーカスそしてアルマンドのトリオが観れるのでしょうか。