ドヨンの学校での楽しみはユジンしかない。それならば尚更です。

音楽が結ぶ思い

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デート中にレコード店に入った二人は音楽の話で盛り上がりました。

ドヨンが披露した音楽の知識は、入れ替わっていたサンテのものでしたがそれが良い方向に働いた結果。

このことによりユジンの中でドヨンの存在感が一気に増しました。

これはドヨンが疎んじてきた父の持っていた人生経験が、ドヨンに幸運をもたらしたとも言えます。

デートが上手くいった理由は、入れ替わりが功を奏した結果と考えることもできるでしょう。

娘が父の職場に与えたもの

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ドヨンが父の職場に与えたものは、父の存在感です。

組織というものに囚われたないドヨンは、出世のためにサンテが目をつむってきた様々な事柄に切り込んでいきました。

その姿が、黙って状況に耐えるだけだった部下の心を少しずつ解き放ちます。

部下達は抱えていた悩みをサンテに相談するようになり、頼れる上司として存在感を増していくサンテ。

その存在感は部署内にとどまらず、会社の方針に意見を言ったため社長にも存在感を示すことになります。自由な発想を持つドヨン。

サンテを通してその姿に触れた部下達の頑張りによって、会社は少しずつ現状より良い方向に変わりだすと推測できます。

その力もドヨンが与えたものです。

映画の後には原作とドラマを

映画を楽しまれた方は、原作とドラマもいかがでしょうか。

原作小説

パパとムスメの7日間 (幻冬舎文庫) (日本語) 文庫 –
「パパとムスメの7日間」は、五十嵐貴久原作で2006年に小説版が発売されました。

サンテに相当する父親が「川原恭一郎」。ドヨンに相当する娘が「川原小梅」となっています。

人格が他人と入れ替わるという設定は多くの作品でも使われている手法。

ですが、父娘の姿を通して描かれる社会の矛盾が作品に深みを与えています。

テレビドラマ版

パパとムスメの7日間 DVD-BOX
テレビドラマ版は2007年に日本で放送されました。

基本的な設定は映画版と同じですが、映画より尺のあるドラマの利点を活かしより掘り下げられた人間ドラマが描かれています。

キャスト陣は現在も第一線で活躍する俳優が数多く参加し、非常に豪華。肩の力を抜いて家族揃って楽しめる作品となっていました。

また、スマホが普及していない時代の高校生の姿を描いた作品として、当時の社会を感じれる作品でもあります。

国や制作された時代の違いを映画と見比べてみるのも楽しい作品。是非この機会に楽しまれてはいかがでしょうか。

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