続編を匂わす展開で幕を閉じた本作ですが、公開前の期待が大き過ぎたのか酷評が多く続編が作られることはありませんでした。
結局女性の正体や真意はなぞのまま幕を閉じてしまったことになります。
本作は小説やゲームにもなっていますがゲーム版にセキは登場しておらず、まさに続編の為のキャラクターだったことが伺えます。
悟空が亀仙人を蘇らせた真意
孫悟空は、なぜ七つのドラゴンボールで亀仙人を蘇らせたのでしょう。
彼が他の願いを口にしなかった真意を探っていきます。
自分が殺した罪悪感があった
亀仙人を蘇らせた大きな理由は罪悪感ではないでしょうか。
自分の手で大切な人を殺した孫悟空は、悲しみと共に計り知れない罪悪感があったはずです。
原作では大猿になって孫悟飯を踏みつぶしていましたが、映画の中では亀仙人が犠牲になっています。
目の前の大切な人を助けたいという思いと共に、罪悪感も大きな後押しとなっていたはずです。
元より亀仙人を蘇らせる気持ちがあった
亀仙人はマフーバを使用してピッコロを封印しようとしており、自らの命を犠牲にしようとしていました。
孫悟空は共に戦う仲間として、ピッコロの封印に成功したのちに亀仙人を蘇らせたいと思ったはずです。
生きかえりは、マフーバの弱点ともいえる自己犠牲を回避する方法だったのでしょう。
結局自分が命を奪ってしまいましたが、亀仙人を蘇らせたいという気持ちは消えなかったとも考察出来るのではないでしょうか。
ドラゴンボールへの願い
本作で描かれた孫悟空とチチは学生であり、原作でいう所の孫悟飯(息子)とビーデルの世界観です。
しかし、ドラゴンボールを集め出す孫悟空やブルマ、ヤムチャとの出会いを考えるとドランゴンボールへの初めての願いとなる訳です。
原作の願いと違う
原作ではウーロンが登場し「ギャルのパンティ」という願いを叶えています。
映画にウーロンが出てこなかった為に、この願いも登場していないのですがファンとしてはこのオチが観たかったという声も聞かれます。
ピッコロに殺された人を生き返らせて
原作ではフリーザに殺された人を生き返らせて、という願いがありました。
ファンの中からは、ピッコロに殺された人を生き返らせる願いをいえばよかったのに…という声もあがりました。
確かにそうすれば、おじいちゃんである孫悟飯も生きかえることになります。
しかし、彼らはまだそこまでのスケールの願いを思いつかなかったのでしょう。