マナが旧東京に行くことが決まった後でも、現状を打開するための手段を探すために走り回っていることも考えられます。
今後の展開はどうなるのか
物語終盤でモンスターの力を解放したカナタとセンジュの手によって、月の穢れ大半をブラックホールに送り込むことに成功しました。
しかし、カナタのモノローグで月の穢れが僅か残っていることが明らかになっています。
この世界での物語展開は、どのようになるのでしょうか。
最後に祖母の家にマナが居なかった様子から、マナとレンが残った月の穢れを排除する方法を探す物語が展開される可能性があります。
舞台は東京から別の場所に変わり、主人公も変わっているのかもしれません。
作品が訴えたいこと
Webアニメ2期の後日談にあたる『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』では、視聴者に何を訴えたいのでしょうか。
考えられる要素は2点です。
人間は愚か
この作品は月の穢れを排除しようとするモンスターと、月の穢れごとモンスターを排除しようとする人間を描いた物語です。
人間側は最初、旧東京を異世界につながるゲートでモンスターを故郷に帰すところが、ブラックホールで排除しようと考えています。
政府の思惑を知った明はモンスターの安否を気にしますが、政府側はモンスターの存在を無かったことにしました。
カナタの力で旧東京を始め、世界を救ったことを「人類の勝利だ」と言った上級国民の方々の手の平返しぷりは、あまりにも酷いものです。
最後に明からモンスターのお陰で世界が救われたことを言われた上級国民は、愚かだと言わんばかりの演出に思えます。
モンスターと人間の共存の道
Webアニメ2期で、マナは媽祖から「異なる者をつなぐ存在になる」と言われていました。
この時の言葉を伏線として、本作が作られたのではないでしょうか。
本作はモンスターが絶滅したとされる新東京と、月の穢れを持って宙に浮いたモンスターが住む旧東京それぞれで物語が展開しています。
最終的にはモンスターも人間と一緒に生活できる結果になったので、あの時の言葉を実現させるための映画だったのかもしれません。
まとめ
モンスターと人間の血を持つマナの息子が東京を1つにする『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』。
単体では唐突な展開が多く、事前情報を知っているかどうかで楽しみ方が変わります。
初見時にWebアニメのモンスターストライクを観ていない方は、一度観た上で本作を観直すのも面白いかもしれません。