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前作「アベンジャーズ/インフィニティウォー」で、ヒーロー達の半分が消えるという衝撃のラストから1年。
ここでは、アベンジャーズシリーズ4作目、MCUシリーズでは「アイアンマン」(2008)から22作目となる「アベンジャーズ/エンドゲーム」の見事な伏線回収を徹底解説!
さらに、アベンジャーズが失意のどん底から勝利を勝ち取るに至った理由に迫ります。
「エンドゲーム」とは、復讐、そして失ったものを取り戻すための戦い
そもそもアベンジャーズは、劇中でトニースタークが言及していた通り、何かが起こってから「アベンジ(復讐)」することしかできないチームです。
本作では、失った仲間たちを取り戻したい、史上最強の敵から宇宙を守りたいという想いがヒーローたちの原動力となりました。
ですが最終的にこの救出劇が成功したのはトニーの存在、そして彼の犠牲があってこそ。
「エンドゲーム」はアベンジャーズシリーズの集大成として、トニースタークに始まりトニースタークに終わる、完結編としてふさわしい内容だったのではないでしょうか。
あなたはいくつ気が付きましたか?過去作品を網羅する見事な伏線回収
ファンの間では、これまでのMCU作品から本作の随所にちりばめられた巧みな伏線回収のシーンが話題となりました。
有名なあのセリフから、ホロっと泣けるひとコマまで、長年シリーズを愛してきたファン必見のシーンを振り返ります。
トニースタークと、受け継がれた彼のチーズバーガー愛
1作目の「アイアンマン」でトニーがチーズバーガーを食べまくるシーンを覚えているでしょうか?
テロリストからやっと逃れたタイミングで彼が真っ先に食べていたものということで、トニーの大好物といえばチーズバーガーというのは有名です。
そんな一見なんでもないシーンの伏線が回収されたのは、彼のお葬式の場面。
トニーの娘であるモーガンが空腹を訴え、何が食べたいのか聞かれた時の答えが「チーズバーガー」でした。
ここで改めて彼の死を実感し、ウルっときた方も多いのではないでしょうか。
ついに持ち上がったマイティーソーのハンマー
本作でついにソーのムジョルニアを持ち上げたキャプテンアメリカ。
こちらは原作にも登場する展開のため期待していた方も多かったと思いますが、ソーの「知っていたぞ」というセリフには誰もが興奮したのではないでしょうか。
この伏線が登場するのは「アベンジャーズ/エイジオブウルトロン」(2015)の序盤。
アベンジャーズたちがハンマーを持てるか競い合い、ホークアイ、ウォーマシン、アイアンマン、ハルクが次々と脱落する中、キャプテンアメリカの番ではムジョルニアが少し動いていました。
完全に持ち上がりはしませんでしたが、その時のソーの訝しげな表情を思い返せば「知っていたぞ」という彼の今作でのセリフも納得です。
70年の時を経て実現したスローダンス
「キャプテンアメリカ/ザ・ファーストアベンジャー」(2011)でスティーブが北極へ不時着してから70年、現代に目覚めた彼が口にしたのは、「デートの約束が」という言葉。
本作「エンドゲーム」で過去へインフィニティストーンを返しに行った際にそのまま過去にとどまることで、やっとその約束を果たすことができました。