しかし脱出ポッドで地球に逃れていたブロリーは7年間の冬眠の後復活します。
すでに悟空が死んでいる為、悟飯と悟天が応戦しますが、技を抑えるのが精いっぱいでした。
その時ドラゴンボールによる奇蹟が起こり、死んだはずの悟空が出現。親子かめはめ波により、ブロリーは再び死滅します。
そして驚きの3度目は、科学者によりクローンとして復活。培養液によってドロドロに溶けかかった姿でも無敵の強さでした。
しかし海水に弱いという弱点があり、悟天・トランクス・クリリンが起こした津波と攻撃によりに消滅してしまいます。
結局は3度とも悟空と息子たちによって滅ぼされてしまうのです。
人物像の変化
今作で描かれたブロリーは、その外見や能力だけではなく、内面にも変化がありました。
過去作では悟空やベジータへの復讐心から、破壊と殺戮を純粋に楽しむ制御不能な敵キャラとして描かれていたブロリーです。
実の父であるパラガスを殺害することからもわかるように、親子の情などに構うこともない非道な人物という印象でした。
しかし今作ではその生い立ちから変化していたのです。
辺境の星へ追いやられたブロリーのポッドを追って行くパラガスには父親としての愛情が感じられます。
その後のサバイバル生活でもお互いに助け合って生きて来たことが想像できるストーリー。
ブロリーをコントロールするために首輪を取り付けるなど、パラガスにはひどいこともされていました。
しかしパラガスが殺された怒りからスーパーサイヤ人に覚醒するブロリーからは肉親を失った悲しみが感じられるのです。
ただの殺人マシンとしてではなく愛情を注がれて育てられたことがわかります。
今後は自分の力をコントロールする術を身に付け、チライたちと交流することでより人間らしく成長していくのではないでしょうか。
ゴジータの強さ
ゴジータの戦闘能力
悟空とベジータは単体ではブロリーを倒せないと判断し、一体化してゴジータとなります。
さらにブルー化してブロリーを追い詰めるのですが、その強さは圧倒的です。
ではゴジータの強さとは一体どれほどのものなのでしょうか?
ゴジータの最大戦闘力は10兆とされています。
「ドラゴンボールGT」では最後のボスキャラである一星龍(最大戦闘力10京)を圧倒したことから、その数字以上の力を発揮できると思われます。
強さだけではない魅力
皆さんもご存じのゴジータの合体にはフュージョンが行われます。
このフュージョンの見どころは戦闘時の強さだけではなく、そこに至るまでの面白さにもあるのです。
まずそれは合体する時のポーズがダサく、ベジータがごねる所から始まります。
どうにか言いくるめてフュージョンしても、失敗するとベクウという肥満体になったり、逆に激やせの体になったり。
犬猿の仲であった悟空とベジータがタイミングを合わせて何度もフュージョンするシーンは、映画館の中でも笑いが巻き起こります。
ここまでの緊張感を無にするような展開ですが、だからこそゴジータになった時のかっこよさが引き立つのかもしれません。
身勝手の極意
身勝手の極意とは
ジレンとの戦いによって発動した「身勝手の極意」とは、頭で考えなくても勝手に体が動いてくれるという悟空の「新形態」のことです。