ブライアンとドミニクが協力して生み出したスーパーカーです。
ドミニクはダッジ・チャージャーを失いましたが、新たな宝として大切にするのではないでしょうか。
劇中に登場した数々の名車
ブライアンやドミニクたちの愛車以外にも、うっとりするような歴代の名車が登場していました。
ホンダシビッククーペEJ1型
劇中でトレーラージャックに使用されていた車です。
この車は小回りがきき高出力で、改造もしやすいことからターボチューンされ強奪犯行に使用されたのでしょう。
トラックの下に入り走行するカーアクションは、あまりにもクールで強烈に印象に残る名シーンです。
日産240SX
こちらはドミニクの恋人レティの愛車です。
240の車名が表す通り、総排気量2,400㏄の直列4気筒エンジン・KA24DEおよびKA24Eを搭載する
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/日産・240SX
SXシリーズは女性をターゲットとして発売された車で、レティが乗車することでその魅力を十分に伝えてくれました。
ホンダインテグラD88
ドミニクの妹ミアの愛車で、本作に登場したのはターコイズ色の4ドアタイプです。
ミアのドライブテクニックが披露されていましたが、安全調査機関のクラッシュ・テストで5つ星を取得した車です。
ミアらしい車のチョイスとして、上手く選択されていました。
ワイルド・スピードに登場するゼロヨンとは
ワイルド・スピードといえば、やはり迫力満点のレースが見物です。
ドミニクがこだわっていたゼロヨン
ゼロヨンだけに生きる人生
引用:ワイルド・スピード/配給会社:ユニバーサル映画
ドミニクがこだわっていたのはゼロヨンで、車好きにはピンとくるワードではないでしょうか。
その名前が示すようにスタート0から400mまでの車の加速時間を指しています。
1/4マイル(約402m)を走行する競技ドラッグレース
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ゼロヨン
現在では上記のように定義されています。
しかし「ドラッグレース」とはゼロヨンが正式に競技として認められるようになった呼び名です。
映画で描かれていたのはドラッグレースではなく違法なゼロヨンでした。
ゼロヨンは19世紀ごろに始まったレースで、当時は「プジョー」「シボレー」「フォード」などが活躍していたようです。
そのレースがアンダーグランドな若者に受け、劇中で描かれているような400mほどの区間のスピードを競うものになったのです。
ドミニクはこの一瞬のスピードレース(ゼロヨン)こそが生きがいなのです。
ドミニクのダッジ・チャージャーは速いのか
劇中で登場したドミンクの父親の形見であるダッジ・チャージャーは9秒フラットの記録でした。
かつて日本では車の性能を示すため、ゼロヨンタイムを公開していたようです。
それによると一般的なのは17~18秒とのこと、約半分のタイムで走り抜けるダッジ・チャージャーはまさに怪物です。
忠実に描かれていたゼロヨン
ゼロヨンは違法ながらも歴史的文化ともいえるようなストリートレースです。
劇中でも、無許可のためレース中に警察が来て逮捕者が出ることがありました。
本作はアンダーグランドなアメリカ文化を描いた作品といえるのではないでしょうか。
シリーズ化した人気の『ワイルド・スピード』
この映画に熱狂的なファンがいる理由は、登場人物達の絆の強さや愛情に共感できる部分が多いからではないでしょうか。
また数々の名車の登場はカーマニアにはたまらないポイントです。
アンダーグランドな世界にありながら、固い絆で結ばれた二人の今後が気になる作品となりました。