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何かと話題に事欠かない銀魂は、空知英秋原作の大ヒットコミックです。
そしてコミック銀魂の紅桜篇を実写化した映画「銀魂」は公開前から大注目されていました。
空知ワールドならではの上映禁止の危機、触れてはいけないエリザベスの中の人……。
そして原作と違いはあるのか、際どい「銀魂」を徹底考察しました。
原作ファンでも楽しめる空知ワールド
コミックの実写化が多くみられる昨今、コミックファンからは実写化反対の声も挙がっています。
しかし「銀魂」はそんな心配をよそに、実写化でも外さない面白さを発揮しています。
紅桜篇が中心
コミックでは1巻での出会いのストーリーから10巻のカブト狩り、そして11巻と12巻の紅桜篇へと話が進みます。
実写化されると制限が多く、コミックの面白みが半減するのが通常といわれています。
しかし「銀魂」はそんな常識を覆し、上映中止の心配もされるほどコミックに忠実に作られました。
ギリギリ、もしくはアウトといわれる銀魂の空知ワールドを愛する原作ファンからも高い支持を得ています。
キャストが抜群
映画「銀魂」は、坂田銀時役の小栗旬はじめキャストの面々が豪華すぎると絶賛されています。
中でも志村新八役の菅田将暉が、まるで原作から抜け出た新八のようだと高い評価を受けました。
そして、歌舞伎界の花形である中村勘九郎の体を張ったお笑いシーンなど、そこまでやるのかと観客を釘付けにします。
原作との違い
コミックの実写化というと、やはり気になるのが原作との相違点ではないでしょうか。
出演していないキャラクターがいる
原作コミックとの大きな違いは、登場キャラクターの不足が挙げられます。
原作では外せないキャラクターといえる下記の登場人物が映画には登場していません。
- 大家のお登勢
- 元入国管理局長の長谷川泰三(マダオ)
- 銀時のストーカー猿飛あやめ
この他にもキャサリンや山崎退などの主要なキャラクターも登場していません。
原作ファンからは彼らの姿も観たかったという声が多く聞かれます。
アニメを意識して作られた
映画「銀魂」は原作コミックというよりはアニメ版銀魂を意識して制作されています。
吉田松陽の声を山寺宏一が担当しており、定春の声を高橋美佳子が演じているのもアニメ版と共通しているのです。
話の急展開で二人が戦ってしまうのが、もったいないような気もします。
とはいえ、この二人の戦いが映画の見どころになっているのも確かです。
真選組の出番が多い
原作の紅桜篇ではあまり登場していないはずの真選組が、映画版では大活躍しています。