しかし本作で、ランスロットと紅蓮はともに進化を遂げて登場します。
そしてその両機とシャリオ専用のナイトメアとの戦闘シーンはファンの間でも好評でした。
またルルーシュが序盤に追い込まれてからの逆転劇。
咲世子の裏方としての活躍など以前のシリーズでも見られた展開が映画で再現されていました。
ファンも満足の作品に仕上がった本作
公開前の本作の評判は良くありませんでした。
「蛇足になる」「ルルーシュが世界を守るために死んだオチを覆すのか」と不安になるファンが多かったのです。
しかし実際に公開してみると、ファンからの評価が非常に高い作品となりました。
ファンの間で共通してみられる評価ポイントは下記3点です。
- 「しっかりとストーリ性があったこと」
- 「シリーズのキャラクターが全員登場したこと」
- 「敵にも共感できること」
満足のいくストーリー
死んだはずのルルーシュが登場することが目玉になるあまり物語が薄くなるのではと予想されていました。
しかし、シリーズ後のコードギアスの世界がきちんと描かれ、Cの世界のストーリーも設定がブレることなく登場します。
更に、ルルーシュが以前のように仲間と過ごす、という予定調和な終わりでなかった点も評価されています。
ナナリーの成長を見届けたことやスザクとの約束を踏まえ、ルルーシュが決別する姿には多くの人が胸を打たれました。
シリーズのキャラクターが全員登場
続編としてシリーズ終了後のキャラクターが描かれていたことも評価ポイントでした。
続編を観る楽しみの一つに、シリーズ後に登場人物がどのように過ごしているのか、を知ることがあります。
この楽しみは、どんな作品にも共通することでしょう。
全員が描かれていたこと、全員のその後が描かれいたことがファンにとっては嬉しいポイントだったのです。
共感してしまう敵キャラクター
シリーズの中で多くの強敵を倒してきただけに、敵の存在は本作でも非常に重要でした。
ギアスや新たなナイトメアなど戦闘の部分は、ファンが満足する仕上がりとなりました。
更に、シャムナとシャリオの二人のストーリー。
過去のルルーシュとナナリーを彷彿とさせる二人には、ファンもつい共感をしてしまいます。
強いけれど、どこか共感してしまう。そんなシャムナとシャリオは、長年のファンが評価できる敵でした。
一方で、低評価ポイントとしていわれているのが「シャーリー」です。
C.C.とやり取りしていた設定が曖昧なこと、出番自体も少なかったことがファンには気になるポイントでした。
『コードギアス 復活のルルーシュ』には続編も
谷口悟朗監督によると、新コードギアスのシリーズは10年にもわたる作品となります。
本作はその第一フェーズにあたるそうです。
ルルーシュからL.L.となり、C.C.と共に旅に出たルルーシュの今後。
再びゼロになったスザク、そして崩壊したCの世界など気になることは多くあります。
今後もコードギアスシリーズから目が離せません。