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今回ご紹介するのは、別冊マーガレットで連載された幸田もも子さんの作品を実写映画化した王道のラブコメディといっていい作品です。
タイトルは『センセイ君主』。
原作人気もさることながら、ヒロイン佐丸あゆはを体当たりで演じた浜辺みなみさんの演技にも注目です。
さらに、クールながら根は熱い竹内涼真さんをはじめ脇を固めた俳優陣により、ただのラブコメディに収まらない絶妙なバランスを取っています。
監督の月川翔さんの手によってあらゆる年齢層の方々が楽しめ、見終わってすっきりとする映画に仕上がっていますよ。
作品のスパイスとしてちりばめられたのは、男子や昭和世代も喜ぶ小ネタや、ふっきれた演技をみせた浜辺美波さんの底の深さ。
コメディとしてのバックボーンを知ると、2回、3回と観たくなるでしょう。
そんな小ネタなどの解説をまじえつつ、センセイ君主の解説をさせていただきます。
愛すべきヒロイン佐丸あゆは
佐丸あゆはは、恋に恋するを絵にかいたような女子高生でしたが、ストーリーを通して本当の恋を知っていきます。
ふっきれたキャラクターは原作同様。
浜辺美波の演じる佐丸あゆはも、行動は派手ですがどちらも自身の気持ちを投影しやすいキャラクターなのではないでしょうか。
さまるんの力強さ
ヒロイン佐丸あゆはは、友人たちからさまるんと呼ばれ、そのニックネームをまわりの人々にも強要します。
恋にもそうですが、何に対しても強気で押していけるのがさまるんの魅力のひとつなのでしょう。
さまるんとまわりの人々
さまるんの仲良しグループもキャラが立ち、それぞれの適材適所といった感じが学校生活の場面をまとめているようです。
そして、早い展開も気にすることなく感覚的に入ってきます。
「仮面ライダー」や「日曜劇場」の好演も目立つ竹内涼真さんは、冷静を装いながらさまるんへの想いをつのらせた弘光先生役がぴったりです。
また、さまるんに同調するように突き抜けた演技をした川栄李奈さん、矢本悠馬さん。