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【キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト(ネタバレ)】捨て身の姿に宿る作者の意図を解説!キン肉マンは自己犠牲に何を思う?

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B015D5S3SW/cinema-notes-22

キン肉マンの映画の中では第1作目となりますが、シリーズの中で非常にファンを魅了するのがこの映画になります。

1984年の7月に公開され、時間軸では七人の悪魔超人編終了後のストーリー。

テレビアニメの中でも取り上げられたキン肉マンランド建設が題材です。

ストーリーはシンプルで王道的ではありますが、キン肉マンのテーマでもある友情がかなり濃密に描かれています。

そのためシリーズの中でも最高傑作ではないかといわれているのです。

ここでは劇中で作者が描きたかった真の友情について、そしてこの映画がなぜこんなにもファンの心を掴むことができのかを考察してみましょう。

また犠牲になっていく仲間たちの背中にキン肉マンが何を思ったのかについてを解説します。

正義超人の捨て身の姿に作者が何を伝えたいのか

この映画では正義超人たちが次々と自らを危険にさらして、キン肉マンを助けるシーンが出てきます。

仲間たちのこの捨て身の姿には、作者のどのような意図があるのでしょうか。

チャンピオンベルトを通して感じた真の友情とは

キン肉マン 大暴れ!正義超人

最初に奪われた時にはぞんざいに扱われていたチャンピオンベルトですが、最終的にはベルトに受け継がれている絆に気づくことができます。

そして正義超人たちの無償の自己犠牲という行為に、キン肉マンはやられながらも涙を流してこの行為に報いなければと立ち上がるのです。

この損得勘定がない行為や、その行為に答えようと奮起するその行動にこそ真の友情あるのではないでしょうか。

映画の中では犠牲になる正義超人たちに個別で活躍しているシーンが用意されています。

作者はこのシーンを通して友情の素晴らしさとは何かを映画の中で最大限に伝えているのです。

決して諦めない姿勢

キン肉マン 正義超人VS古代超人

繰り返される敵の襲撃にも負けず、何度も立ち上がるキン肉マンの姿が描かれています。

いつもならビビッて逃げてしまい、岩陰に隠れて仲間が敵を倒すのを見ているような、卑怯な部分も見え隠れするキン肉マン。

しかし本作では仲間の戦う姿、そして絶対にあきらめないという姿に変わっていくキン肉マンの心情も伝わってくるのです。

人生には絶対に逃げられない時や避けては通れない試練がやってきます。

それを本作ではキン肉マンの気持ちの変化を通して私たちに伝えてくれているのではないでしょうか。

仲間たちの自己犠牲から見える真の友情

【キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト】では、キン肉マンに加勢する仲間たちと悪魔超人たちとの死闘が繰り広げられます。

かつてキン肉マンの敵だった者から親友まで、実に多くの仲間が共に戦う姿は、視聴者にも「真の友情」とは何かを伝えてくれているのです。

彼らの活躍なくして本作は成り立たないといっても過言ではないでしょう。

キン肉マンも彼らの自己犠牲から学び、感謝し、勇気づけられているのです。

キン肉マンの代わりに戦ったリキシマン

CCPマスキュラーコレクション CMC vol.026 ウルフマン(特別カラーver.) リアルキン肉マンフィギュア 完成品

1番最初に犠牲となるキャラクターです。原作でも最初にやられやすいキャラクターであり死んでこそのリキシマンといわれるほど。

映画ではギリギリで刺客と一緒に火口に落ちて倒し、キン肉マンが立ち止まらないように自分から谷底に落ちる男気を見せたリキシマン。

命を懸けてでもキン肉マンを先に進ませたかった彼の行動からは、キン肉マンだけでなく一緒に戦っている仲間にも自分の想いを託す気持ちが伝わってきます。

後は頼んだぞ!」そんな言葉が聞こえてくるようです。

昨日の敵は今日の友

 S.H.フィギュアーツ キン肉マン ブロッケンJr. 約150mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

ラーメンマンとブロッケンJrはウコン軍団に囲まれたところを身を挺してロビンマスクとキン肉マンを助けました。

ここでの見どころはブロッケンJrとラーメンマンの共闘です。

当初ブロッケンJrはラーメンマンに父親を殺され深く恨んでいる残虐超人として登場しました。

しかし、キン肉マンと出会うことで正々堂々とした正義超人へと変わってきたのです。

恨む相手と共に闘い、仲間を助けるという行為が、ブロッケンJrの正義感や真の友情を証明していますね。

この設定を知ったうえで、ラーメンマンと共闘をするこの映画を観ると感慨深いものがあるのではないでしょうか。

ロビンマスクの覚悟とは

キン肉マン ロビンマスク プレミアムマスターライン ポリストーン スタチュー PMKIN-02

崖に挟まれた道で鉄球の罠にかかり、アメラグ超人軍団との戦いを引き受けたのはロビンマスクです。

どうしてもキン肉マンを先に進ませなければ…。そんな責任感のようなものが伝わってきます。

そして敵から逃れられないとわかった彼は、敵を道ずれに火口へと飛び込むのでした。

自分の命を犠牲にしてまでキン肉マンを守るその姿勢は、涙無くしては観られません。

そしてもう1つこのシーンからわかるのは、ロビンマスクは常にキン肉マンを支えてきたということ。

ラーメンマンとブロッケンJrを助けようとした時も、ロビンマスクは2人の自己犠牲の意味を考えろとキン肉マンを叱咤するのです。

精神的にもキン肉マンを支えてきたのはロビンマスクではないでしょうか。

師匠と共に戦うウォーズマン

 

 超像可動 「キン肉マン」 ウォーズマン 1P

ロビンマスクに弟子入りをしているので、映画の中ではロビンマスクと一緒にアメラグ超人軍団との戦いを引き受けます。

剣に刺されてしまい傷を負ってしまうのですが、テーマソング「悲しみのベアー・クロー」が流れながら戦う彼を応援しない人はいないのではないでしょうか。

師匠の教えを貫き果敢に戦うのです。その姿はロビンマスクの生き写しのよう。

どんなに恐ろしくても敵から逃げない姿勢、そして仲間を守るためにあきらめない気持ちは、ロビンマスクがキン肉マンとの数々の戦いで得た戦い方なのです。

彼はしっかりとそれを継承していました。

身を挺してキン肉マンを守ったテリーマン

S.H.フィギュアーツ キン肉マン テリーマン 約150mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア

 

キン肉マンとは親友のポジションにいるのがテリーマンです。

映画の中では終盤でキン肉マンと共闘してオクトパスドラゴンたちに立ち向かいますが、キン肉マンをかばい銃で打たれてしまいます。

テリーマンの身を挺してキン肉マンをかばう姿は、誰もが胸を熱くさせたのではないでしょうか。

親友だからこそ、最後の最後までキン肉マンを守り抜いたのです。

多くの仲間が犠牲になっていく中で、彼らから託された想いを無駄にするわけにはいかない、そんな気持ちが伝わってくるようです。

自己犠牲にキン肉マンは何を思う

キン肉マン ニューヨーク危機一髪!この戦いで自らを犠牲にしてきた仲間たち。

友情で繋がれてここまでくることができた最終戦では、キン肉マンも傷つきながらなぜ仲間たちが自分のために命を張るのかを悩み考えます。

どうして自分の為にそこまでしてくれるのか。

自分ならみんなのように自分の命を懸けて仲間を守れないのではないか。

そして、ここから先1人きりで戦えるのか…。

そんな複雑な気持ちに心が支配されてしまうのでしょう。

仲間たちの雄姿を目の当たりにし、これまでの自分の卑怯さを愚かだと思う瞬間もあったかもしれません。

仲間たちにはできるけれど、自分にはそんな力はないのではないかと不安に駆られ、心がボロボロになり全てを諦めてしまいそうになる気持ちもわかります。

ですが、最終的には仲間たちが自分の為に命を懸けてくれる理由を知り、最後の力に変えたのです。

きっとこの戦いで、キン肉マンにも「真の友情」の意味がしっかりと伝わったのではないでしょうか。

作者が伝えたかったこととは

キン肉マン一挙見Blu-ray 7人の悪魔超人編

【キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト】を通して、作者が伝えたかったこと。

それは、友情とは何か、正義とは何かではないでしょうか。

さらに、守るべきもののためにあきらめない気持ちや恐れずに立ち向かう姿が描かれていました。

それは立派ですが大きな犠牲が伴うものであることも同時に伝えてくれたのです。

何事も簡単には手に入らないけれど、諦めずやりとげることに大きな感動と意味がある、ということ。

どの登場人物のように生きるかは私たち次第ですが、彼らに共通する「想い」は、私たちの現実世界においても必要なことなのです。

友情や絆による逆転劇

キン肉マンⅡ世 マッスル人参争奪!超人大戦争

「うおおおーーーっ!火事場のクソ力じゃいーーーっ!」

引用元:キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト/配給会社:東映

仲間の想いを知って再び立ち上がったキン肉マン。

立ち上がりキン肉バスターを決めるまでの一連の流れは、キン肉マンのカッコ良さを詰め込んだシーンといえるでしょう。

仲間の犠牲を決して無駄にはしない、そんな強い覚悟が伝わってきます。

最後には全員集結の熱い展開

キン肉マン 逆襲!宇宙かくれ超人
オクトパスドラゴンは最後の悪あがきにと、キン肉マンと交わした約束を破りマリさんの命を奪おうとします。

この時に犠牲となったはずのラーメンマンが、キン肉マンの窮地を救ってくれるのです。

そして他の仲間たちもキン肉マンを助けるために駆けつけて、無事に救出に成功します。

犠牲になったと思っていた仲間たちが最後は全員集合する終盤は、胸が熱くなりファンの目にも焼きつくようなシーンになったのではないでしょうか。

ファンも絶賛する第1作目の作品

第1作目ということもあり作画にも力が入っていましたが、中でも正義超人たち1人1人に活躍するシーンがあることに賞賛する声が多いです。

また他の映画シリーズでのエンディングではテレビアニメと同じものを使っていますが、この第1作目だけは「奇跡の逆転ファイター」が使われています。

ギャグとバトルの配分もちょうどよくキン肉マンのカッコいいところを全て詰め込んだ作品だと絶賛されているため、長く愛されている映画なのでしょう。

キン肉マンの映画はまだまだ続く

キン肉マンⅡ世
この映画は第1作目となるので、まだまだ他にもキン肉マンの勇士が観られる映画は多数あります。

キン肉マンは気弱な性格もあり、へたれな一面も多く観られますが心にはいつも正義の心が燃えているのです。

それは、正義超人たちと出会い戦ってきたことにより培われてきた力。

この正義の心で、子供たちにも正義が負けないということを示すためにキン肉マンは戦います。

その背中は例えアニメの中の世界であっても、心に熱くたぎらせるものがあるのではないのでしょうか。

【キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト】は、友情と正義そして強くなるために大切なことを教えてくれるような作品といえるでしょう。