ここでの見どころはブロッケンJrとラーメンマンの共闘です。
当初ブロッケンJrはラーメンマンに父親を殺され深く恨んでいる残虐超人として登場しました。
しかし、キン肉マンと出会うことで正々堂々とした正義超人へと変わってきたのです。
恨む相手と共に闘い、仲間を助けるという行為が、ブロッケンJrの正義感や真の友情を証明していますね。
この設定を知ったうえで、ラーメンマンと共闘をするこの映画を観ると感慨深いものがあるのではないでしょうか。
ロビンマスクの覚悟とは
崖に挟まれた道で鉄球の罠にかかり、アメラグ超人軍団との戦いを引き受けたのはロビンマスクです。
どうしてもキン肉マンを先に進ませなければ…。そんな責任感のようなものが伝わってきます。
そして敵から逃れられないとわかった彼は、敵を道ずれに火口へと飛び込むのでした。
自分の命を犠牲にしてまでキン肉マンを守るその姿勢は、涙無くしては観られません。
そしてもう1つこのシーンからわかるのは、ロビンマスクは常にキン肉マンを支えてきたということ。
ラーメンマンとブロッケンJrを助けようとした時も、ロビンマスクは2人の自己犠牲の意味を考えろとキン肉マンを叱咤するのです。
精神的にもキン肉マンを支えてきたのはロビンマスクではないでしょうか。
師匠と共に戦うウォーズマン
ロビンマスクに弟子入りをしているので、映画の中ではロビンマスクと一緒にアメラグ超人軍団との戦いを引き受けます。
剣に刺されてしまい傷を負ってしまうのですが、テーマソング「悲しみのベアー・クロー」が流れながら戦う彼を応援しない人はいないのではないでしょうか。
師匠の教えを貫き果敢に戦うのです。その姿はロビンマスクの生き写しのよう。
どんなに恐ろしくても敵から逃げない姿勢、そして仲間を守るためにあきらめない気持ちは、ロビンマスクがキン肉マンとの数々の戦いで得た戦い方なのです。
彼はしっかりとそれを継承していました。
身を挺してキン肉マンを守ったテリーマン
キン肉マンとは親友のポジションにいるのがテリーマンです。
映画の中では終盤でキン肉マンと共闘してオクトパスドラゴンたちに立ち向かいますが、キン肉マンをかばい銃で打たれてしまいます。
テリーマンの身を挺してキン肉マンをかばう姿は、誰もが胸を熱くさせたのではないでしょうか。
親友だからこそ、最後の最後までキン肉マンを守り抜いたのです。
多くの仲間が犠牲になっていく中で、彼らから託された想いを無駄にするわけにはいかない、そんな気持ちが伝わってくるようです。
自己犠牲にキン肉マンは何を思う
友情で繋がれてここまでくることができた最終戦では、キン肉マンも傷つきながらなぜ仲間たちが自分のために命を張るのかを悩み考えます。
どうして自分の為にそこまでしてくれるのか。