出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07R44PB5Q/?tag=cinema-notes-22
子供たちに希望を与えるプリキュアシリーズ。
本作は20周年の第1歩となることを目指し宇宙をテーマとする「ユニバース」と付けられました。
「スター☆トゥインクルプリキュア」「HUGっと!プリキュア」「キラキラ☆プリキュアアラモード」と共に宇宙での活躍を描いた作品です。
ここで忘れてはならないキャラクターがミラクルライト見習い職人のピトン、そして本作の鍵となるミラクルライトです。
これらの本来の力とは一体どんなものでしょうか。
作中に描かれているヤンゴもとい宇宙大魔王の目的とは何かや宇宙警備隊に逮捕された理由について読み解いていきます。
また、ちらっと出てくるステンドグラスに込められた意味についても今後のストーリーにおける重要な意味づけがなされているはずです。
シリーズ化されたプリキュアの中でも特に毛色が違う今回の作品について解説していきたいと思います。
ピトンとプリキュア達
ストーリーを理解する上で外せないキャラであるピトン。
その役割とは何か、また、ヤンゴの思惑とは何なのかという点について解説していきます。
また、今作品が今までのプリキュアシリーズと何が違うのかという点を考えていきましょう。
ピトンの劇場版での役割
宇宙全てを照らし、宇宙警備隊のため大量にミラクルライトを作る重要な作業。
これを「かったるい」と言ってしまうピトンはとても人間染みた性格をしています。
このキャラクターは変にいい子ぶったところや正義感ぶったところが無く親近感が湧きます。
視聴者との一体化を図ってプリキュア達を応援する重要な意味付けがあるのでしょう。
ピトンと映画視聴者の成長物語を狙ったものとなっています。
ヤンゴの思惑
ミラクルライト製造の過程で、ヤンゴがピトンのせいで大事故が起きたことを大統領にわざと告げ口して警備隊の破滅を試みるシーン。
警備隊の壊滅だけではなく宇宙全体の破滅を目論んでいたと考えます。
つまり宇宙全てを照らしプリキュア達に力を与えるミラクルライトの破壊は、すなわち地球も含む宇宙全ての破壊ということ。
宇宙警備隊の破滅はその序章にしか過ぎなかったのです。
今回の主役はピトンと映画視聴者?プリキュア達の役割とは
しかし、今回プリキュア達は脇役に過ぎず、主役はピトンと映画視聴者に焦点を当てた作品となっています。
ピトンと共に映画視聴者の精神的成長ストーリーがメインテーマであり、プリキュア達の諦めない心を思い出させるための作者の意図があったのです。
考えを改めるシーンも劇中多々見られます。
ピトンの行動の1つ1つにプリキュア達の行動の影響を当てていき、自分の行動は果たして正しいものなのか考えさせるためです。
ピトン=映画視聴者と考えられることから、自らの道徳心を養うといった観点でも観ることができるでしょう。
ステンドグラスの意味するところとは
作中に一瞬出てくるプリキュアを模したステンドグラス。
このステンドグラスはプリキュアを象徴していると思われるものですが、現プリキュアは4人です。
とすると、残り2人は新たに仲間になるのか、どのような人物なのかについて考えていきましょう。
ステンドグラスに描かれた6人とは誰か?
ステンドグラスが作中に出てきました。これは、これから増えていく人数と代表する色を表していると思われます。
ステンドグラスに描かれた人数は6人で、現在プリキュア達はスター・ミルキー・ソレイユ・セレーネの4人です。
加えてオレンジ色のショートカットと、水色のポニーテール。今後4人が出会い仲間になるとみていいでしょう。