特にジーニーが魔法のランプの説明をしながら登場する「フレンズ・ライク・ミー」は、軽快なビッグバンド・サウンド。
ジーニー役への迷いを感じていたウィルは昔ながらのヒップホップのビートを感じ、自身のルーツでもあるブラックミュージックとの共通点を見出したのです。
この曲をきっかけに、ジーニーを演じられると思ったのでしょう。
魔法のじゅうたんデートは、アニメよりも現実的!
「ア ホール・ニュー・ワールド」を歌いながら、魔法のじゅうたんで世界を旅する名シーン。
アニメではエジプト・ギリシャなどを経由して最後には中国まで横断していましたが、実写版ではアグラバー近隣の街並みや自然を周ります。
実写版ではじゅうたんの進む速度に合わせて移動することで、よりリアリティを感じさせる演出をしているのです。
2つ目の願いの捏造の仕方が違う
アラジンがジャファーの悪事によって、海に沈められてしまうシーン。
事態に気付いたジーニーも、どうにか助けてあげたいものの、気を失った海の中では願いごとができる状況ではありません。
アニメではジーニーが無理やりアラジンの首を縦に振ることで、ご主人様の了解を得たことにして助けることができました。
実写版ではジーニーが契約書を捏造して「命の危機には助ける」と、無理やりサインさせています。
小さな変化ですが、書類として目に見える形で残しておくというのは現代ならではですね。
おもしろトリビアはこのほかにもまだまだあります!
アニメとの違いやトリビアなどを中心に解説してきましたが、あなたはいくつ見つけられたでしょうか?
現代社会と見事にリンクした壮大ファンタジー
現代社会における女性の社会進出を後押し
いかがでしたでしょうか。
実写版「アラジン」では、現代社会を後押ししてくれるようなメッセージが感じられました。
女性の社会進出を後押ししたり、女性軽視を無くす活動は今の現代において非常に重要なものになってきています。
小難しく社会性を持たせて描かれがちなテーマかもしれません。
これを誰もが知っている「アラジン」の物語とウィル・スミスの名演技によって明るく前向きなものとして表現。
映画を観た女性たちに勇気やパワーを与えてくれたのではないでしょうか。
実写版「アラジン」はよりリアリティのある作品に
実写版「アラジン」は、アニメよりもより壮大でより現実味のあるおとぎ話として、大人も子どもも楽しめる内容となっていました。
アニメのアラジンは「アラジン ジャファーの逆襲」「アラジン完結編 盗賊王の伝説」の3部作となっています。
実写版も続編の話題が上がっているので、人気シリーズとなるのでしょうか。
続報を待ちつつ、アニメと実写版を見比べて復習しておくのも楽しいですね。