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人間とAIとの駆け引きが魅力の映画「エクス・マキナ」。
ケイレブの恋心を利用したり脱出計画がネイサンにバレそうだったりとハラハラした展開が観る人の視線を釘付けにします。
そんな「エクス・マキナ」を観た後、いくつかの謎が湧き上がってきた人も多いのではないでしょうか。
まずはエヴァがいつ脱出を計画したかという謎。ケイレブより先にエヴァが計画していたはずです。
そして意味深なタイトル「エクス・マキナ」。この聞き慣れない言葉にどんな意味が隠されているのでしょうか。
また外に出たエヴァを機械と見抜く方法はあるのかについて解説していきます。
エヴァがいつ脱出を計画したか
エヴァはケイレブよりもネイサンよりも一枚うわてでした。
ですから最低でもケイレブよりも前に脱出計画をしていたのではないでしょうか。
ケイレブの好みに合わせて
セッション4の服装と実際外界へ出た時の服装が違いました。セッション4の時にはケイレブの好みに合わせていたようです。
髪もショートでした。外界に出る時の姿が本来彼女の好んでいた格好だったのです。
自分の好みではなくケイレブの好みを突いている点から、すでに彼女はケイレブをコマとして見ていることが分かります。
脱出計画を成功させるにはケイレブを自分に惚れさせる方法しかなかったのです。
ケイレブの脱走計画
6回目のセッションでエヴァが停電させた時に、ケイレブは脱走計画を話します。
その時はすでにエヴァの脱出計画は完成していたと考えるのが妥当でしょう。
なぜならエヴァはケイレブに恋心を抱いていなかったのに、それらしい素振りを見せていたのですから。
全ての罠にケイレブはまんまとはまったのです。
上手いことエヴァに誘導されたケイレブはちょっと可哀想ですが、そんな素直なケイレブだからこそ実験に参加させられたのでしょう。
ケイレブの裏切りもネイサンの狙い通りです。
脱出計画をどう完成させるかを実験するのがネイサンの本当の目的だったのですから。
セッション7の謎
なぜチューリング・テストが終わった次の日にも「セッション7」の表示が出ていたのでしょうか。
エヴァのテスト初日にセッション1の表示が開始されました。この数字により、テストが何日間行われたか分かるわけです。
そして全6回のテストの末、翌日に脱走計画を実行することとなります。
脱走計画当日、テストが終わっているにもかかわらずセッション7の表示が現われました。
なぜセッション6で終わらなかったのかと疑問を持った人もいたと思います。