出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00I7LR2O6/?tag=cinema-notes-22
『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』は2001年公開の映画です。
魅力的なキャラも増え、前作から更にパワーアップした内容でファンの心を掴みました。
ハムナプトラ新キャラクターも交えて、彼らの秘密や設定を細かく考察していきます。
原作映画や映像に隠されたトリビアにも迫っていきましょう。
モデルとなる原作
『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』を含むハムナプトラシリーズには、原作となる映画があります。
ミイラ=ホラーという立ち位置を確立した原作を探ってみましょう。
原作はThe Mummyシリーズ
元をたどれば、1932年の「ミイラ再生」を皮切りにしたThe Mummy Seriesが原作となっています。
The Mummy Seriesはミイラというものをホラー映画に定着させた作品で、数々のリメイク版やリブート版が制作される人気シリーズです。
しかし本作ではよりアクションシーンの迫力が増し、ホラーというよりもアクション映画としての認識が高いのではないでしょうか。
邦題は『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』ですが、原題は『The Mummy Returns』と、より原作に忠実なタイトルとなっています。
邦題に込められた意味
邦題のハムナプトラは、劇中に登場する死者の街から名をとったタイトルです。
実在はしていない街ですが、首都テーベから少し離れた場所にある死者の街という設定になっています。
史実で死者の街といえば王家の谷のあった現在のルクソール周辺をさし、劇中では死者の谷がモデルになっているようです。
登場キャラの秘密と設定
シリーズ2作目となる本作は、1作目からの主要キャラに加え息子アレックスやスコーピオン・キングなどが登場します。
登場するキャラクターを深堀していきましょう。
ネフェルティティは実在の名前
エヴリン・オコーネルの前世でもあるネフェルティティという女性ですが、この名前は実在する人物の名です。
第18王朝のファラオであったアクエンアテンの正妃であり、ツタンカーメンの義母
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ネフェルティティ
時代は、紀元前1320年前後に生きた女性です。
本作は紀元前1290年頃の話ということで、ほんの少し時代はズレています。
またセティ1世も実在した人物ですが、劇中では彼の娘という設定になっていました。
歴史好きの間では人気のあるネフェルティティなだけに、この設定は少し強引過ぎたのではという声が出ているようです。
名前の上では親子喧嘩
本作で登場するアナクスナムンは、実在するアンケセナーメンがモデルとなっています。
こちらはツタンカーメンの正妃として有名な女性です。