つまり史実上ではネフェルティティはアンケセナーメンの母親ということになります。
劇中で死闘を繰り広げている二人ですが、見方を変えれば壮絶な母娘の喧嘩となるのです。
歴史を深読みすると面白い側面が見えてくるのではないでしょうか。
アヌビスとは
本作に登場する重要アイテムがアヌビスの腕輪ですが、アヌビスとはどのような神だったのでしょう。
アヌビスは「ミイラを布で包む者」という別名を持っている神です。
冥界を支配、管理しておりオシリスが冥界の王となった後も彼を補佐
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/アヌビス
古くから冥界に関わり「死者の書」にもその姿が描かれています。
現在は死んだ人間を裁く神として広く知られているエジプト神です。
アレックスが古代エジプト語を理解
今作で初登場となったアレックスですが、子供ながらに古代エジプト語を操る聡明な少年です。
アレックスがイムホテップの古代エジプト語を理解出来るという設定も、巧妙に描かれていました。
あの腕輪をはめていた時に、古代エジプト語が分かった
話すことだって出来ていた
引用:ハムナプトラ2/黄金のピラミッド/配給会社:ユニバーサル
彼が古代エジプト語を理解できたのは腕輪のおかげという設定です。
英語を話さないイムホテップとのやり取りの難しさを上手く回避しています。
悪役イムホテップが愛を失った
前作に続き復活を遂げたイムホテップは、今作品で可哀そうという意見を集めていました。
イムホテップは実在していた
イムホテップは実在した人物です。
実際は宰相を務めた神官で、ピラミッド作りにも貢献した偉大な人物であり神格化されるほど厚い信頼を得ていました。
劇中で悪役として描かれているので、真実の彼を誤解する人も多いようです。
真実の愛を得られなかった
1作目からイムホテップ側の視線で通して観ると、彼は愛の為に必死で生きた人物です。
愛してはいけない人を愛し、命を捨ててまで一緒になりたいと願っていました。
そして最後には、彼の総てであったアナクスナムンに見捨てられてしまいます。
オコーネル夫妻の愛を隣で感じていた彼は、最後に何を思ったのでしょう。
生き返って一緒になろうと誓ったあの日のことが、走馬灯のように流れたのでしょうか。
アナクスナムンは以前彼の為に自害していますが、今回は蘇ることが出来ないという死への恐怖が彼への愛を消してしまったようです。
スコーピオンキングが化け物
本作から生まれた人気キャラといえばスコーピオン・キングです。
英雄である彼は本作では化け物の姿で登場しています。
ハムナプトラ2が生んだ人気キャラ
2002年に公開された『スコーピオン・キング』では、マサイアスの英雄としての姿が描かれています。