本作と同じ俳優ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)が主役を演じているスピンオフ作品です。
スコーピオン・キングは、スピンオフ作品にも関わらず高い人気を博し独立したキャラとして認識されています。
英雄が化け物になっている
『スコーピオン・キング』が、本作のスピンオフ作品だと知らない人も多いようです。
すると、なぜあの英雄が本作で醜い化け物になって登場するのかとショックを受けてしまいます。
考察していくと、英雄であったマサイアスが冥界の世界と契約し、サソリを食べたことで高貴な魂は失われたのではないでしょうか。
戦いに勝つことだけしか見えない怪物となってしまったのでしょう。
醜い化け物の姿は、王朝を滅亡させるという彼の想いが生んだ結末だったのではないでしょうか。
映像に隠されたトリビア
本作には見逃したくないシーンが幾つも存在していますが、そのうちのいくつかを紹介したいと思います。
再度鑑賞する際は要チェックのシーン達です。
アヌビス像を見落とさないで
冒頭、スコーピオン・キングがアヌビス神から魂を抜かれてしまうシーンがあります。
この時背後にアヌビス像があり、目が光っているという演出を見逃す人が多いようです。
小さな演出ですが気が付くと嬉しい描写です。
隠れた伏線
アナクスナムンがエヴリンを殺害し、アレックスに手を振るシーンで、彼女は「死者の書」を掲げています。
観客にも「死者の書」に何か意味があるのではないか、と思わせる行動です。
この伏線は後にエヴリン復活という形で回収されていきます。
心霊現象と騒がれたシーンがある
本作では、心霊現象が映り込んでいると話題になったシーンもあります。
遺跡の右柱に、いないはずの子供の頭部と肩が映っているというものです。
撮影中のミスなのか、本当に心霊現象なのか話題になりました。
興味のある人は、開始から1時間23分頃から映像を注意して観てみてください。
人気キャラクターを生んだ名作
シリーズ2作目となる『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』は新キャラを生みだした名作です。
ブレない登場人物たちの信念や、悪となってしまった切ない心境などを深読みすると本作はぐっと深みが増してきます。