しかしその欠点がストーリーを緊迫感のあるものにしています。
声で電話をかけられる
劇中で大きな話題となったのは、声で電話がかけられるのか否かということでしょう。
実はこれは実際に実験が行われています。
朝日放送テレビの「探偵ナイトスクープ」で実際に成功し、映画同様に人の声で電話をかけることが出来たのです。
DTMFは(中略)低群・高群の2つの音声周波数帯域の合成信号音で送信する方法である
別名「トーン信号」
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/DTMF
一般的な電話はこのDTMFの音が使用されています。
劇中ではコナンと秋庭が上手く発声していましたが、実際にはかなり難易度の高いものです。
低群と呼ばれる音でもかなりの高音で、高群の音はソプラノ歌手の領域に入ります。
しかし現実に声で電話をかけることが出来るというのは驚きです。
灰原の音がズレていた
今回の作品は、やはり音がテーマとなっているだけあって細かい点でファンからチェックが入りました。
灰原の奏でた音
劇中で灰原が奏でた音ですが、音をアルファベットに置き換える方法で謎が解けていきます。
音楽をやってる人ならピンとくるコードを使用していました。
ド=C、レ=D、ミ=E、ファ=F、ソ=G、ラ=A、シ=Bというコードです。H以降はオクターブによって表現します。
劇中では灰原が「ミラララファ」と奏でたといっていますが、実際の音は「ミラソソミ」です。
気になるかたはもう一度じっくり聞いてみてください。
本作の謎として多くのファンが語っているようです。
灰原がイギリス人とのハーフだった
本作で灰原はイギリス人と日本人のハーフであることが判明しました。
幼い時にハーフの見た目から差別の対象であったともいっていました。
海外に住んでいたというのは母親の母国イギリスということになります。
音楽を追求した作品
名曲アメージング・グレイスが印象的な本作品は、音楽に力を入れたコナンシリーズとして愛されています。
絶対音感を絡めた謎解きは、音楽好きにはたまらないものとなりました。
絶対音感を持っているという、コナンの新たな一面を知る作品にもなったのです。
犯人を知ってから伏線を読み解いていくのも、コナンの楽しみ方のひとつではないでしょうか。