ヴォルデモートはハリー・ポッターを殺そうとしますが、ハリーの母の保護呪文により奇跡的に一命を取り留めます。
命こそ助かりますが、ヴォルデモートにかけられた呪文の影響で額に傷を負い、ヴォルデモートと魂の一部を共有することになってしまったのです。
そして、サラザール・スリザリンの子孫として蛇語を話すことのできるヴォルデモートの能力の一部がハリー・ポッターに移ります。
これがハリー・ポッターが蛇語が話せるようになった理由なのです。
蛇語を話せるが故に、周囲に気味悪がられてしまっていたハリー・ポッター。
ですが実際には、あのヴォルデモート卿と身体の一部がつながっているとなると、周囲のそのような反応もあながち当然なのかもしれませんね。
バジリスクとは何か?
では次に、多くの人を石化させ、ハリーポッターと戦ったあの巨大生物「バジリスク」についてです。
誰が何のためにバジリスクを誕生させたのか、その目的は作中ではっきりと暴かれました。
バジリスク=蛇
実はバジリスクは、ハリーポッターだけのオリジナルモンスターではありません。
バジリスクはギリシャ語で小さな王を意味する「バジリスコ」に由来していて、起源はルネサンス期の15世紀まで遡ります。
バジリスクは当時ルネサンスの知識人たちに人気となっていた「博物誌」に「見るだけで人に死をもたらす蛇」として紹介されています。
これまで出てこなかったバジリスクはその存在をひた隠しにされてきたのです。
それは来るべき時が来たときに解き放たれる魔物としての存在だったからでしょう。
サラザール・スリザリンが作った秘密の部屋に住む怪物
マグル出身者はホグワーツ魔法魔術学校に入学させるべきではないと主張し、ホグワーツ魔法魔術学校を追い出されることになったサラザール・スリザリン。
彼は学校を去る前に、ホグワーツ魔法魔術学校の中に「秘密の部屋」を作ってバジリスクを住まわせていました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ハリー・ポッターシリーズ2作目として前作に続く大ヒット映画となった【ハリーポッターと秘密の部屋】。
【ハリーポッターと賢者の石】との繋がりや、続編となる作品の布石ともなるストーリーもさることながら、本作で明かされた真実にも驚かされましたね。
「秘密の部屋」に隠されていたバジリスク、そして「秘密の部屋」を作ったスリザリンとヴォルデモートの関係も物語を左右する重要なポイントでした。
本作で一番衝撃だったのは、やはりハリー・ポッターとヴォルデモートの一部が繋がっていたという事実でしょう。
時代を越えて複雑に絡み合う登場人物たちの関係性や、そこからもたらされるハリー・ポッターへの試練は、今後の作品でも注目したいですね。
まだ1作目を観ていない方はぜひ遡ってご覧ください。