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全体的にシリアスで登場人物の切羽詰まった感情が伝わってくる映画、ハリーポッター第7作目「ハリー ポッターと死の秘宝 PART1」。
様々な新しい登場人物が出てくる中、物語が目まぐるしく展開していき、何度見ても危機感を感じさせるシリーズといえるでしょう。
今回はそんな「ハリー ポッターと死の秘宝 PART1」の死の秘宝について、死の秘宝を見つけるまでの過程を解説していきます。
また、中心人物であるハリーら3人がなぜ仲間割れしてしまったのか、その理由を考察してみましょう。
死の秘宝とはそもそも何を表しているのか
秘宝の形容詞に「死」が使われている由縁
今回のシリーズ7作目で、死の秘宝が何なのかが明らかにされました。
最強の杖である「ニワトコの杖」、人を蘇らせることができる「蘇りの石」、包んだものを透明にして見えなくさせる「透明マント」の3つです。
言い伝えの物語では、それぞれを欲し手にした結果、所有者は死にました。
持っているだけで死をもたらすもの…これが死の秘宝と呼ばれる由縁だったのです。
死の秘宝の存在を知ったハリーたち
分霊箱を探すうちに、ヴォルデモートが手に入れようとしているものの存在が明らかになるのです。
これが「死の秘宝」といわれるもので語り継がれる伝説の1つでしたが、実際に3つの秘宝が存在していたのです。
さらにこの3つを手に入れたものは「死を制する者」となり、恐ろしい闇の力を手に入れることになります。
ヴォルデモートが手にいれるのを阻止するため、ハリーら3人は新たな試練に立ち向かうのでした。
ハリー ポッターと死の秘宝 PART1/配給: ワーナー・ブラザース
死の秘宝を見つけるまでの過程
力の象徴としてのニワトコの杖
最強の杖であるニワトコの杖は力や権力の象徴といっていいでしょう。
しかし、それを手にした者は自分の力に酔いしれるがあまり、人間にとって大切な「人の痛みを知る優しさ」を失ってしまいます。
これはヴォルデモートという存在で分かりやすく表現されていますね。
この杖はダンブルドアと共に墓に保管されていましたが、本作の最後にヴォルデモートが在り処を探し当て、自分のものとしてしまうのです。
手にされる事のない蘇りの石
2つ目の死の秘宝は蘇りの石です。ダンブルドアが生前に残した遺書によって、金のスニッチの中に隠されています。
本作でハリーは、すでに蘇りの石を手にしていることを知らずに物語は進みます。
これが布石となってPart2へと続くのです。
第1作目で登場した透明マント
透明マントは第1作目でダンブルドアからハリーポッターにプレゼントされています。
透明マントは包んだものを見えなくすることによってその者を守る道具です。
愛に守られ、友情に包まれているハリーポッターにとてもピッタリな道具といえるでしょう。
全シリーズに度々登場するこのマント。ダンブルドアは事前に、ハリーにはこのマントを使うことになるであろうことを予測していたのです。