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【フォレスト・ガンプ】人生をチョコレート箱に例えた意味を考察!フォレストが損得勘定しない理由は?ジェニーの死因にも迫る

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07HGHT12D/cinema-notes-22

『フォレスト・ガンプ』は50〜80年代のアメリカを舞台にトム・ハンクス演じるフォレストの波乱万丈な半生を描くヒューマンドラマです。

本作を素晴らしい映画にしているポイントのひとつにフォレストの母が残した数々の名言があります。

今回はその中でも特に、人生をチョコレートに例えた「あの名言」に隠された意味を徹底的に考察しました。

さらにフォレストが損得勘定をしない本当の理由や、ジェニーの死因についても詳しく解説していきます。

物語にこめられたいくつものメッセージをより深く理解するために、ぜひ最後までお楽しみください。

人生をチョコレートの箱に例えた意味とは?

1/6スケール アクションフィギュア DJ-CUSTOM DJ-16002 inspiring life 欧米男性フルセット『フォレスト・ガンプ』には数多くの名言が登場します。その中でも最も印象的なのがこのセリフではないでしょうか。

人生はチョコレートの箱 食べるまで中身は分からない

フォレスト・ガンプ/配給会社 パラマウント映画

フォレストの母が残したこの名言は本作のキャッチコピーとしても使われています。

しかしフォレストの母はなぜ、人生をチョコレートに例えたのでしょうか。その理由を理解することで母親の「深い愛」が見えてきます

フォレストにとって母とは?

フォレストの母がなぜ人生をチョコレートに例えたのか。

その理由を知るためにはまず「フォレストにとって母がどのような存在であったか」を理解する必要があります。

フォレストは自らの半生を物語るなかで母からの言葉をいくつも口にしています。

例えばはじめて走ったときの思い出を語るシーンではこんな言葉。

ママは「奇跡は毎日起きる」って

フォレスト・ガンプ/配給会社 パラマウント映画

そして母のいう通りになったのだとフォレストは回想しています。

映画の中でフォレストが繰り返すこんな言葉もありました。

バカをする者がバカ

フォレスト・ガンプ/配給会社 パラマウント映画

ほかにもフォレストに大きな影響を与えた名言は枚挙にいとまがありません。

過去を捨ててから前へ進みなさい

フォレスト・ガンプ/配給会社 パラマウント映画

これらの言葉から分かるのは母という存在の絶対性です。フォレストは母のいいつけをずっと守って生きてきました。

母から知らない人の車に乗ってはいけないといいつけられていたために、スクールバスに乗ることさえ戸惑います。

つまりフォレストにとって母は「生きるための指針」を示してくれる存在だったのです。

あの名言には母親の祈りが込められていた

当然、フォレストの母にもそのことは痛いほど分かっているのでしょう。

自分が死ねばフォレストが路頭に迷ってしまうかもしれない。だからこそ彼女は自立して生きていくべきことをフォレストに説こうとします。

自分の運命は自分で決めるの

フォレスト・ガンプ/配給会社 パラマウント映画

しかしフォレストは母に向かってこう尋ねます。

僕の運命って?

フォレスト・ガンプ/配給会社 パラマウント映画

彼はまだ母が死ぬことを受け容れられないのでしょう。そして今までのように母からの「答え」を求めているのです。

もちろん人生に答えや正解はありません。母は言葉を尽くしてフォレストにそのことを伝えようとします。

それは自分で見つけるのよ
人生はチョコレートの箱 食べるまで中身は分からない

フォレスト・ガンプ/配給会社 パラマウント映画

さてここで思い出すべきは映画冒頭のワンシーンです。

フォレストは黒人女性に向かって、チョコレートを150万個食べられると語りました。

彼はチョコレートが大好物なのです。そのことを知っているからこそ、母は人生をチョコレートに例えたのでした。

人生に答えはありません。

甘いのか苦いのか、それはチョコレートの箱のように開けて見るまでは分からない。

しかしチョコレートの箱であれば中には必ずチョコレートが入っているでしょう。

だからどんな未来が待っていようともフォレストは必ず幸せになれる

あの名言にはそんな母からのメッセージと祈りが込められているのです。

フォレスト・ガンプからのプレゼント

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実は「人生とチョコレートの比喩」は映画の構造にも深く関わっています

どういうことか。

映画の前半はフォレストが自分の半生を見知らぬ人々に回想していくというものでした。

その回想がはじまる前、フォレストは隣に座った黒人女性にチョコレートを食べないかと勧めます。

黒人女性はそれには応じず無視を決め込みました。そこでフォレストはチョコレートを渡す代わりに、自らの半生を語りだしたのです。

フォレストは母親から「人生はチョコレートの箱のようだ」と聞かされました。

もちろん比喩としてです。

でも純粋なフォレストはその言葉を聞いて、自分の人生そのものをチョコレートのように扱えるはずだと思ったのではないでしょうか。

先述したようにフォレストはチョコレートが大好物です。だからこそ大好きなジェニーへのプレゼントにもチョコレートを選びました。

一方、ジェニーと同棲していた時期には、彼は過去のさまざまなエピソードをジェニーに話して聞かせたのだと語っています。

チョコレートを渡すことと、自らの半生を語ること。

フォレストにとってはそのどちらもが「相手へのプレゼント」を意味しているのです。

彼は半生を語ることで人々に驚き・笑い・感動、そして幸福をプレゼントします。

その意味ではこの映画自体が、フォレストから私たち観客に渡されたプレゼントだともいえるでしょう。

フォレスト・ガンプという人間

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ほかにもフォレストは映画全体を通して「与える存在」として描かれています。

なぜ彼は人に与え続けることができるのでしょうか。